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ボルボ C30 (2006-2012):シューティングブレーク風のコンパクト・クーペ

ボルボ C30 2010

ボルボ・カーズは2006年1月のデトロイト・ショーにおいて、シューティングブレーク風のスタイリングを持つコンパクトな2ドアクーペ「C30コンセプト」を出展、追って同年9月のパリ・ショーで市販バージョンの「C30」を発表しました。プラットフォームは、ミディアムセダンの2代目「S40」及びステーションワゴン「V50」などと共通の「P1プラットフォーム」が採用されました。

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ガラスハッチ付きボディを採用

ボディタイプはリアにガラスハッチが備わる2ボックス型で、Cd値はS40/V50と同一の0.31でした。ボディ・サイズは全長4,252mm×全幅1,782mm×全高1,447mmで、全長がS40/V50から200mm以上短縮されていました。ホイールベースは同一の2,640mmで、サスペンション形式もフロント:マクファーソンストラット式/リア:マルチリンク式が踏襲されました。

ボルボ C30 2010

駆動方式はフルタイム4WDも用意されるS40/V50と異なり、FFのみの設定でした。エンジンは、1.6L直4NA(最高出力100ps)、1.8L直4NA(最高出力125ps)、2L直4NA(最高出力145ps)、2.4L直5NA(最高出力170ps)、2.5L直5ターボ(最高出力220ps)のガソリンと、1.6L直4(最高出力109ps)、2L直4(最高出力136ps)、2.4L直5(最高出力163ps/180ps)のディーゼルターボが用意されました。

ボルボ C30 2010

トランスミッションは、当初は5速/6速MTと5速トルコン式ATの設定で、後に6速DCT「パワーシフト」が追加されました。そして2009年のフェイスリフトで内外装デザインが変更されると共に、1.6Lガソリンエンジンがアイドリングストップ機構付の新型(最高出力114ps)に、2L直4ディーゼルターボエンジンが2L直5(最高出力150ps/177ps)に置換されました。

日本にはガソリンエンジン+AT車のみを導入

そして2012年、後継モデルとなる2代目「V40」のデビューに伴い生産終了となりました。C30の日本市場への導入は2007年7月からで、グレードは当初ガソリン2.4Lエンジン+5速AT搭載の「2.4iアクティブ」「2.4i SE」と、同2.5Lエンジン+5速AT搭載の「T-5」がラインナップされました。次いで2008年9月、T5に代わり仕様向上を図った「T5 TE」が設定されました。

ボルボ C30 2010

続いて2009年3月、2.4iアクティブとT5 TEがカタログ落ちし、代わってガソリン2Lエンジン+6速DCT搭載の「2.0eパワーシフト」「2.0eアクティブ」が設定されました。追って同年7月には、ガソリン2.5Lエンジン搭載モデルがグレード名を「T5 SE」と変えて復活しました。次いで2010年2月、フェイスリフト版の導入が開始されました。

それと同時に、グレードが2.0eアクティブとガソリン2.5Lエンジン搭載の「T5 Rデザイン」の2タイプに整理されました。続いて2012年8月、2L車のグレード名が「2.0」に変更されました。

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