トヨタ自動車は2001年9月、1980年にリリースした「セリカ・カムリ」から通算して7代目モデルとなる新型「カムリ」(XV30型)を発売しました。先代XV20型からプラットフォームを刷新し3代目「ウィンダム」がベースとなり、ボディサイズやホイールベースの拡大により居住性が更に向上した事が特徴でした。同時に最小回転半径が0.2m縮小され、取り回し性も向上しました。
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4ドアセダンに一本化
ボディタイプは、先代に設定されていたステーションワゴンとクーペ(北米仕様のみ)が廃止され、4ドアセダンに一本化されました。ボディサイズは全長4,815mm×全幅1,795mm×全高1,490~1,500mmで、特に全高が先代から大幅に拡大されました。ホイールベースは50mm延長され2,720mmとなり、車両重量も先代セダンから若干増加し初期型で1,420~1,530kgとなりました。
サスペション形式は4輪ストラット式を踏襲する他、一部グレードに電子制御サスペンション「H∞(インフィニティ)-TEMS」が採用されました。駆動方式は、先代同様にFFとフルタイム4WDが設定されました。エンジンは2.4L直4DOHCの2AZ-FE型(最高出力159ps/最大トルク22.4kgm)に変更・一本化され、トランスミッションは先代同様全車4速トルコン式ATが組み合わせられました。
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グレード体系は2タイプが基本
安全装備面では、全車にSRSデュアルエアバッグシステムやEBD付きABS、ブレーキアシスト、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトが採用されました。グレード体系はフルタイム4WDも選べる標準グレード「2.4G」と、H∞-TEMSが備わるスポーティグレード「ツーリング」の2タイプが基本でした。
更に、2.4GにはアルミホイールやSRSサイド&カーテンエアバッグシステムなどが装備される(FF車はH∞-TEMSも採用)「リミテッドエディション」と、それらに加えDVDボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーションが装備される「リミテッドエディションナビパッケージ」が、ツーリングにはDVDボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーションが装備される「ナビパッケージ」が設定されました。
そして2003年7月の一部改良で、DVDボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーションが最新型にリニューアルされ、情報ネットワークサービス「G-BOOK」に対応すると共にMDが装備されました。次いで2004年7月のマイナーチェンジで、フェイスリフトやリアコンビネーションランプの意匠変更が実施され、それに伴い車両重量が10kg増加しました。
そして2006年1月にフルモデルチェンジが実施され、XV40型に移行しました。
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