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【試乗】マツダ アクセラ15S:ミディアムコンパクトとしては十分満足の質感

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アクセラの試乗車が入ってすぐに試乗へ

とても気になっているマツダ アクセラ。先週、顔を出したら「来週、試乗車が入りますよ!」と言われていたので、さっそく試乗に出かけた。

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ディーラーにはアクセラ目当てのお客さんがいっぱい

雨にも関わらず、ディーラーにはアクセラを見に来たお客さんがごった返していた。昼過ぎのゴールデンタイムという事もあってか、試乗は3組待ち、約1時間との事だった。こんなにディーラーに人がいる光景には出会ったことがない(新車をあんまり買わないという事もあるけど…)。それだけアクセラへの注目度が高いという事だろう。

アクセラは試乗車1台、展示車2台。すべて15Sのハッチバックだった。どうせならセダンや18インチホイールを履いた2リッターモデルも見たかったが、まだ発売前なのでしょうがないか。写真や動画で何度も見ているが、実車のアクセラもとてもスタイリッシュ。試乗待ち1時間の間に周りを何度もグルグル回りったり、各席に座ったりした。

エクステリア・デザインはパーフェクト

好みの問題もあるけど、アクセラのデザインは非常に完成度が高いと思う。フロント、サイド、リアと何度も見て、細かいディティール部分のデザインまでジックリ見たけど、ホント残念ポイントが見つからなかった。だいたいフロントフェイスは良いけど、リアがね…とか、サイドがね~とかあるんだけど、アクセラはホント素晴らしい。

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インテリアは中の上か

インテリアに関しては、良いんだけど、もう一声欲しいかなと思った。170万円台からのベーシックカーであると考えるとトップクラスのデザインと質感。だけどトップモデルは300万円近くするので、アテンザやVWゴルフとカブってくる。ダッシュボードはソフトパッドだったり、エアコン吹き出し口周りも高輝度メッキで装飾されていたり、本革ステアリングやシフトノブが赤ステッチだったり、良いなと思う部分は多い。

静粛性はアテンザに近い。1.5Lだとスポーティーさは薄い

一時間コッテリ展示車をみて待った後、いよいよ試乗の順番が回ってきた。走り出して感じたのは静粛性の高さとフィーリングの高級さ。小型車になるとアイドル振動やロードノイズなど音や揺すられ感、ハンドルから伝わってくる細かな振動などで「小型車・大衆車」をいやでも感じるけど、アクセラはこういった基本的な部分をとても抑え込んでいる。とても上質なクルマに乗っているなぁと感じさせてくれる。メーターパネルもクオリティが高く、コンパクトカーとは違った上級感が溢れている。

エントリーモデルである1.5リッターという事で、しょうがないけど、スポーティーさは薄い。マニュアルモードはあるが、燃費への配慮もあるためか、アクセルを踏んだ時の瞬発力は低い。マニュアルモードを使う人は、その時点で燃費より走りを選んでいるわけだから、切り変えたらもっとピックアップが良くなった方が面白いかなと感じた。

アクアやフィットと乗り比べると、とても面白い

価格帯としてはハイブリッドのアクアやフィットあたりがライバルだろうか。その2台と比べると燃費はかなわないと思うが、上質感は2段くらいアクセラの方が上。装備がソコソコ揃った15Sはコミコミ200万円くらいなので、かなりお買い得感があると思う。2リッターモデルは、さらに装備が充実するし18インチホイールが奢られ、かなりカッチョイイ。日本車でここまでスタイリッシュで出来の良いCクラスのハッチバックはないんじゃないだろうか。アルファロメオ・ジュリエッタと比べると圧倒的に安いし、ゴルフと乗り比べても「負けてる感」は少ない。ブランド価値としては負けてるが。

まとめると、アクセラは非常にスタイリッシュで静粛性、質感も高い。ジュリエッタのようなアグレッシブな外観とゴルフのような重厚感。装備がソコソコ充実した15Sは184.8万円で、かなりお買い得と思う。

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