ダイハツ ウェイクの限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、おすすめグレード、乗り出し価格(支払い総額)の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどウェイクの新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にウェイクのお買い得度を総合評価しています。
- ダイハツ ウェイクはどんなクルマ?
- ウェイクの値引き相場と交渉法
- ウェイクの納期
- ウェイクの値引き/納期がわかったら次にすべき事
- ダイハツ ウェイクのグレード別 新車価格
- ダイハツ ウェイクのグレード選び
- ウェイクのおすすめグレード
- ウェイク 値引き込み乗り出し価格の見積書
- ウェイクのWLTCモード燃費と実燃費
- ウェイクのリセールバリュー:3.5 (5段階評価)
- ウェイクのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
- ウェイクの値引き交渉に使う競合車
- ウェイクの値引き交渉に適した時間帯や時期
- ウェイク値引き交渉の流れ
- 値引き以外でウェイクを安く買う
- ウェイクの長所/メリット
- ウェイクの欠点/デメリット
- ウェイクの値引きとリセールバリュー込の総合評価:3.0 (5段階評価)
ダイハツ ウェイクはどんなクルマ?
ダイハツの軽スーパートールワゴン「ウェイク」は、2013年の東京モーターショーに出展されたコンセプトモデル「DECA DECA」をベースに市販化に適合するよう仕様変更を行い、2014年11月に販売が開始されました。同社の軽スーパートールワゴン「タント」を更に上回る全高により軽自動車最大の室内空間を実現した他、従来の軽ワンボックス車とは一線を画する走行性能が備わる点が特徴となっています。
ウェイクの値引き相場と交渉法
ウェイクの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | ~6万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 9~12万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 15~20万円 |
ウェイクの値引き難易度:B(A:甘い~E:渋い)
ダイハツ タントで開拓したスーパーハイトワゴン市場。新型ウェイクはタントよりもさらに全高を高くして、より室内空間を広くすることで、アクティブな新規ユーザー獲得を狙いました。しかし、タントでも室内空間は十分。ウェイクのウリは室内高である一方、車両価格帯はタントよりも高くなってしまう事から、狙ったような人気は出ず、値引き額も大きくなっています。
実質的なライバルはタントですが、同じメーカーである事から、競合車は他社のスーパーハイトワゴンをぶつけるのがおすすめです。
新車購入ガイド:【2023最新】タントの値引き 納期 乗り出し価格
ウェイク値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「ウェイク以外にも他のライバル車種と迷っている」という事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象をダイハツの営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認しておき、本命車種の納期の方が長かった場合には交渉材料として使いましょう。ただし、コロナ禍による部品供給の乱れによって生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
ウェイク値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
ウェイクはダイハツの全販売店で販売しています。しかしダイハツの販売会社は各都道府県に1つとなっています。よってトヨタ車や日産車のように、同一県内でのディーラーを競合させる事はできません。ただし県境に住んでいる人は隣の県のディーラーと競合させる事は可能です。
ウェイク値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
ウェイクをディーラーに見に行くと「お車の査定をしましょうか?」と下取りの査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
ウェイク値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
ウェイクの納期
ウェイクの納期はどのくらい?
- 納期:3ヵ月~6ヵ月
ウェイクの納期はコロナの影響による生産工場の稼働率低下や、世界的な半導体不足の影響を受け長めとなっています。
ウェイクの納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、ウェイクの売れ筋グレードを前もってメーカーに予約している場合があります。そういった車両なら、一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があります。
「どうしても、ウェイクのこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにウェイクの納車の早い車両がないか確認しましょう。
ウェイクの納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
ウェイクなど納期が長い場合、一旦契約をしても長い納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はウェイクのキャンセル車が昨日1台でました。納期は1か月です。値引きも頑張りますよ。」といった情報に遭遇する事もありますのでディーラーの営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
ウェイクの納期を早めるコツ3:新古車を狙う
ウェイクのように納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにウェイクが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、トータルの乗り出し価格も安くなりディーラーでの値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
ウェイクの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「新型ウェイクの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、ウェイクの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる ウェイクを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
ダイハツ ウェイクのグレード別 新車価格
グレード | 2WD | 4WD |
特別仕様車 Gターボ“VS SA Ⅲ” | 1,749,000円 | 1,875,500円 |
Gターボ “SAⅢ” | 1,705,000円 | 1,831,500円 |
特別仕様車 L“VS SA Ⅲ” | 1,644,500円 | 1,771,000円 |
L “SAⅢ” | 1,584,000円 | 1,710,500円 |
特別仕様車 L“スペシャルリミテッド SA Ⅲ” | 1,518,000円 | 1,644,500円 |
D “SAⅢ” | 1,443,200円 | 1,454,200円 |
D | 1,377,200円 | 1,388,200円 |
※価格は2022年4月21日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
ダイハツ ウェイクのグレード選び
ウェイクのグレード構成
装備を簡略化した最廉価モデルの「D」、お買い得な中間グレードの「L」、ターボエンジンを搭載した上級グレードの「Gターボ」があります。
Dを除くグレードに安全運転支援システム”SAⅢ”の設定があります。また、「Gターボ」と「L」には”レジャーエディションSAⅢ”の設定があります。
マイナーチェンジに伴って、グレードは大幅に削減され、「モンベル version 」「波伝説 version」「FINE selection」「レジャーエディション」などの特別仕様車は設定がなくなりました。
ウェイクのパワートレイン
エンジンは660cc直3で、自然吸気、インタークーラーターボの2種類があります。価格の安い「L」と「D」が自然吸気エンジン、「Gターボ」がターボとなっています。
4WDは「D」を除くグレードに設定されています。トランスミッションはCVTのみで、マニュアルトランスミッションの設定はありません。
ウェイクのおすすめグレード
ウェイクのおすすめグレードは装備が充実した自然吸気エンジンの「ウェイク 特別仕様車 L“スペシャルリミテッド SA Ⅲ”(2WD)」です。
ウェイク 値引き込み乗り出し価格の見積書
おススメグレードの「ウェイク 特別仕様車 L“スペシャルリミテッド SA Ⅲ”(2WD)」に以下の装備を選択した乗り出し価格の事例です。
- 標準プランA ワイド エントリー メモリーナビ(パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック付車用):¥117,678
- V303 ETC車載器(エントリーモデル):¥17,380
- カーペットマット(グレー)(1台分・3枚セット):¥17,226
車両本体価格 | ¥1,518,000 |
メーカーオプション合計 | ¥0 |
ディーラーオプション合計 | ¥152,284 |
軽自動車税/自動車税 (環境性能割) | ¥24,800 |
自動車重量税 | ¥9,900 |
自賠責保険料(37か月分) | ¥27,330 |
軽自動車税/自動車税 (種別割) | ¥0 |
見積り合計金額(概算・消費税込) | ¥1,732,314 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥112,314 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥1,620,000 |
ナビ、ETC、フロアマットのベーシックなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で11万円と端数をカットしてもらった場合、「ウェイク 特別仕様車 L“スペシャルリミテッド SA Ⅲ”(2WD)」の値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は162万円となります。
(見積りは2022年4月21日時点)
ウェイクのWLTCモード燃費と実燃費
ウェイクのWLTCモード燃費 (km/L)
走行シーン | 2WD | 4WD | ||
自然吸気 | ターボ | 自然吸気 | ターボ | |
総合 | 17.4 | 16.9 | 16.8 | 16.1 |
市街地モード | 15.4 | 15.4 | 14.9 | 14.6 |
郊外モード | 18.8 | 18.3 | 18.1 | 17.3 |
高速モード | 17.5 | 16.7 | 16.9 | 16.1 |
ウェイクの実燃費
ウェイクの実燃費は、どの程度スポーツドライビングを楽しむかによりますが、おおむねWLTCモード燃費の-20%程度が実燃費の目安となります。
自然吸気2WDの実燃費は一般的な走行で12~15km/L程度となります。
ウェイクのリセールバリュー:3.5 (5段階評価)
ウェイクは軽自動車のカテゴリーでも人気のある軽スーパーハイトワゴンに属しますが、モデルの古さもあり中古車市場ではやや人気薄で、リセールバリューは標準よりやや高い程度と言えます。
モデルライフ末期となっており、短期、長期の乗り換えともにフルモデルチェンジ、またはモデル廃止後となる可能性が高く、リセールバリューを意識した購入にはあまりおすすめではありません。
ウェイクのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
2016年5月17日 マイナーチェンジ実施
内外装デザインを刷新。衝突回避支援システム「スマートアシストⅡ」を採用するなど、安心・安全機能を向上するとともに、グレード体系の集約などにより割安感のある価格設定とした。
スマートアシストⅡ
カメラ、レーザーレーダー、ソナーセンサーの3つのデバイスで構成する「スマートアシストⅡ」は、従来のスマートアシストの機能に、衝突回避支援ブレーキ機能の作動範囲拡大や衝突警報機能の歩行者検知を追加、車線逸脱警報機能を追加するなど、運転支援機能の強化、機能追加により安心・安全性能を向上。
パワースライドドア予約ロック機能
パワースライドドアのドアクローズ中に、電子キーの「施錠」ボタンを押すことで、ドアクローズ後、自動でドアの施錠をおこなう「パワースライドドア予約ロック機能」を軽自動車で初採用。(※ダイハツ調べ。パワースライドドア装着車)
Dアシスト
坂道の走行中や、高速道路での合流、追い越し時などに手元のボタンでCVT制御をパワーモードに切り替えが出来る「Dアシスト」機能をドライビングサポートパック(メーカーオプション)に追加
リヤパーソナルランプ
後席の利便性を向上する「リヤパーソナルランプ」を全車標準装備
2016年5月17日 「レジャーエディション」追加
泥汚れなども防水の樹脂製フロアで簡単に拭き取り可能な「イージーケアフロア」
- 荷物の固定や整理整頓に便利な「上下2段調節式デッキボード※」「ユーティリティフック」「荷室床面フック」「固定ベルト」
- 室内での着替えや、夜間作業の利便性を向上する「LEDフロントパーソナルランプ」「LEDリヤパーソナルランプ」「LEDラゲージルーム」「LEDバックドアランプ」
- インパネトレイに置いた小物の移動を防ぐ「マット付大型インパネトレイ(助手席)/マット付インパネセンタートレイ」
- 15インチ専用アルミホイール
※:L“レジャーエディション SAⅡ”のみ。Gターボ“SAⅡ”は標準設定
2017年11月30日 マイナーチェンジ「スマートアシストⅢ」採用
スマートアシストⅢ採用等により安全性能を向上しました。
ウェイクの値引き交渉に使う競合車
ウェイクの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
ホンダ N-VAN
2018年7月に発売したホンダ N-VANがウェイクと一番近いパッケージングとなっています。N-VANは商用車を前提として開発されており、登録は商用車(4ナンバー登録)です。積載能力を優先した作りで後席は折り畳みを優先しており、快適性は低くなります。購入にあたっては実車に座って確認が必要です。
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ホンダ N-BOX/カスタム
2011年の発売から人気車種となったホンダN-BOX。ノーマル版でもボクシーなデザインで男性にも人気があります。しっかりと作りこんだパッケージングで初代は高い人気を維持しました。
2017年9月に初のフルモデルチェンジを実施し2代目となりました。初代で好評だったクラストップレベルの室内空間をさらに磨き直し、キープコンセプトで手堅いモデルチェンジとなりました。カテゴリー若干違いますが、商品力の高いN-BOXと競合させて、大きな値引きを引き出しましょう。
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スズキ スペーシア/カスタム
2017年12月にフルモデルチェンジとなったスズキ スペーシアも非常に魅力的な一台です。ウェイクと比べると室内高は低いですが、パッケージング的にはタント、N-BOXと並んで、軽自動車としては不満のない広さがあります。
スペーシアにはスズキが注力するハイブリッド技術が投入され、市街地などでの燃費性能的にはスペーシアの方が優れている部分もあります。ウェイク、N-BOXを競合させて大きな値引き金額を引き出しましょう。
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競合車を使ってウェイクの値引き交渉を
ウェイクの値引きを引き出すにあたっては、上記のN-BOX、スペーシアの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、ウェイクの値引きを引き出し易くなります。
ウェイクの値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
ウェイクのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べると来店客も少なく、ゆっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格についても忘れずに確認しましょう。
ただし、すでに来店した事があり営業マンの担当が決まっている場合は、平日に休みを取っていて不在になっている事もあるので、事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、昼の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。平日と比べるとジックリと交渉するには不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事もあります。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位での販売目標計画を立てていますので、目標を達成する為に、月末は値引きが緩みやすくなる可能性があります。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きが飛び出すかもしれません。
ただし、月間の目標を既に達成している場合や、新車のセールスが好調な時など、あまり積極的ではない場合もあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気は禁物です。ディーラー側の販売事情によりますので、一概に月末に値引きが引き出しやすいとは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
ディーラーを運営している販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、1年間の販売目標達成のために3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期が延びているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
ウェイク値引き交渉の流れ
しっかりとウェイクの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでウェイクに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
ウェイク値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでウェイクの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「ウェイクが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだウェイクが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはウェイクの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
ウェイクの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。ウェイクの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「ウェイクが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- ウェイクの見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やウェイクの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
ウェイクの値引き交渉で気を付ける点
ウェイクの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
値引き以外でウェイクを安く買う
オプションは社外品にする
ウェイクの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、ウェイクの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにウェイクを見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにウェイクが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンを利用する
残価設定ローンとは、3年後や5年後のウェイクの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にウェイクを引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が200万円、3年後のウェイクの価値が110万円の場合、90万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はウェイクを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
ウェイクの長所/メリット
高い車高による圧倒的な室内空間
ダイハツ ウェイクの最大の売りは、ホンダ N-BOXやスズキ スペーシアなど、ライバルを圧倒する高い車高がもたらす室内空間の広さです。N-BOXやスペーシアでも室内空間は十分に広いと言えますが、ウェイクはそれを圧倒。
ただし、広さの拡充は縦方向、つまり天井の高さであり、よほど大柄の大人でない限りは乗っていて恩恵が得られることはありません。光るシーンとしては、子供が車内で立ったまま着替える、車中泊をする、天井空間にアタッチメントを使て釣竿などを収納するなどです。
明確な使い勝手の魅力を感じている人以外は、せっかく広げた高さ方向のゆとりをもてあましてしまうかもれないので注意が必要です。
ウェイクの欠点/デメリット
ライバルに対する弱点:価格の高さ
N-BOXやスペーシアよりも車高を上げ、室内空間を大きくしたウェイク。車高を上げると一般的には重心高が高くなり、直進安定性の低下やふらつきの原因となりますが、ボディ上部の重量を増やさない設計をするなどで、タントと同等の重心高に抑えています。
その分、コストはタント、N-BOXなどよりも掛かってまう事や差別化の意味もあり、最廉価モデルはN-BOXより15万円高く、得られるメリット(頭上空間)よりも割高感があります。商談にはライバル車の値ごろ感を引き合いに出しましょう。
ウェイクの値引きとリセールバリュー込の総合評価:3.0 (5段階評価)
N-BOX/タントでは足りない!という人に
ウェイクはタントをベースとして室内高を高めて開発されたモデルとなっており、軽スーパーハイトワゴンを超える室内高が最大の特長となっています。
一般的な利用シーンではN-BOX/タントでも十分以上の室内高があり、これらではどうしても積載できない荷物を積載したい場合に選択の価値があります。
ただしウェイクのベースとなっているタントは旧モデルで、先進安全機能は一世代前のものとなっています。「どうしてもウェイクじゃないと乗らない荷物がある」「値引き条件が非常に良かった」という人を除いてはN-BOX/タントがおすすめです。