マツダのミディアムクラスモデル「アテンザ」の初代モデルは、7代目「カペラ」の後継モデルとして2002年5月に発売されました。カペラからプラットフォームやエンジンなど全ての面でリニューアルされ、新鮮なスタイリングや優れた走行性能がセリングポイントとなりました。又、欧米をはじめとして海外にも「マツダ6」の車名で輸出される世界戦略車でした。
新車購入ガイド:【2023最新】マツダ6の値引き 納期 乗り出し価格
3タイプのボディを用意
ボディタイプは4ドアセダン、5ドアハッチバックの「スポーツ」、5ドアステーションワゴンの「スポーツワゴン」の3タイプがラインナップされ、スタイリングは保守的なイメージのカペラから一転し躍動的なフォルムに変貌しました。ボディサイズは全長4,675~4,695mm×全幅1,780mm×全高1,430~1,440mmで、カペラから一回り拡大され3ナンバーサイズとなりました。
ホイールベースはカペラより65mm長い2,675mmで、車両重量は1,360~1,550kgでした。サスペンション形式はフロント:ダブルウィッシュボーン式/リア:マルチリンク式が採用され、駆動方式はFFが基本でスポーツワゴンにはフルタイム4WDも設定されました。エンジンは、2L直4DOHCのLF-DE型と2.3L 直4DOHCのL3-VE型が用意されました。
スペックは前者が最高出力150ps/最大トルク18.6kgmで、後者はFFと4WDでスペックが若干異なり、それぞれ最高出力178ps/最大トルク21.9kgm、最高出力175ps/最大トルク21.7kgmでした。トランスミッションは発売当初、2L車には4速トルコン式ATが、2.3L FF車には5速MT/4速トルコン式ATが、2.3L 4WD車には5速トルコン式ATが組み合わせられました。
グレード体系は、セダンが下から「20F」「23C」「23E」、スポーツ/スポーツワゴンが「20F」「23C」「23S」でした。そして2003年5月に、2L車が超-低排出ガス車の認定を受けると同時に、スポーツ/スポーツワゴンに新グレード「20F」が追加され、追って7月には2.3L車も超-低排出ガス車に認定されると共に、スポーツ/スポーツワゴンに最上級グレード「23Z」が追加されました。
マツダ アテンザのCM
M/Cでトランスミッションを多段化
次いで2005年6月のマイナーチェンジでエクステリアデザインが変更されると共に、ATが全車5速に、MTが6速にそれぞれ多段化されました。又、グレード体系も変更され、セダンは「23Eラグジュアリーパッケージ」が廃止され「20E」と「23EX」が追加に、スポーツ/スポーツワゴンは「20C」と「20EX」が追加になりました。
同時に、セダンをベースに専用のエアロパーツや足回りを装備し、2.3L直4DOHCターボのL3-VDT型エンジン(最高出力272ps/最大トルク38.7kgm)と6速MTを搭載したフルタイム4WD方式の高性能モデル「マツダスピードアテンザ」の予約が開始され、8月に発売されました。そして2008年1月にフルモデルチェンジが実施され、2代目GH型にバトンタッチされました。
先代モデル:7代目カペラ
後継モデル:2代目アテンザ
新車購入ガイド:【2023最新】CX-5の値引き 納期 乗り出し価格