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BMC ミニ モーク (1964-1993):名車ミニをベースとした多目的乗用車として誕生

ミニ モーク (1964)

かつてイギリス最大の自動車メーカーとして君臨していたBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)は、1964年に大衆車「オースチン・ミニ/モーリス・ミニマイナー」をベースとした多目的乗用車「ミニ・モーク」を発売しました。当初は軍用車両として計画されたものの、ロードクリアランスの不足などを理由に採用が見送られたため、民間用モデルに転用された経緯を持っていました。

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簡素なオープンボディを採用

ミニ モーク (1964)

プラットフォームやパワートレインなど、基本コンポーネンツはミニ/ミニマイナーから流用されました。ボディは、フロントウィンドウこそ備わるものの固定式のルーフやドアを持たないオープン構造で、オプションで雨をしのぐための簡易な幌が用意されていました。エクステリア・デザインはミニ/ミニマイナーとの共通性はまったくなく、「ジープ」を彷彿とさせるフロントマスクを備えていました。

ミニ モーク (1964)

ボディサイズは全長3,050mm×全幅1,360mm×全高1,420mmで、ミニ/ミニマイナーと比較すると全長は同一、全幅は50mm狭く全高は70mm高いディメンションとなっていました。また、ホイールベースは6mm長い2,036mmに設定されました。車両重量は535kgで、ミニ/ミニマイナーよりも60kgほど軽量に抑えられていました。

ミニ モーク (1964)

ドライブトレインは、ミニ/ミニマイナーと共通の横置きFF方式+水冷850cc直4OHVエンジン(最高出力34ps/最大トルク6.1kgm)+4速MTの組み合わせが採用されました。また、ラバーコーンを用いたフロント:ウィッシュボーン式/リア:トレーリングアーム式のサスペンションや、ラック&ピニオン式のステアリング、4輪ドラム式のブレーキ、5.20×10サイズの小径タイヤなどもミニ/ミニマイナー譲りのものでした。

ミニ モーク (1964)

一方室内は、標準で備わるのはドライバーズシートのみで、パッセンジャーシートやリアシートはオプション扱いとなっていました。インパネはミニ/ミニマイナーとは異なるオリジナルのもので、センターに丸型のスピードメーターが備わるのみの簡素なデザインが特徴でした。快適装備の類は皆無であったものの、唯一ヒーターがオプション設定されていました。

改良版のビッグ・モークに進化

ミニ・モークはユニークな個性を持ったモデルであったものの、イギリス国内での販売は振るわず1968年に生産が打ち切られました。その一方で、1966年に開始されたレイランド・オーストラリアの手によるノックダウン生産は継続されるとともに、改良版となる「ビッグ・モーク」がリリースされました。基本設計に変更はなかったものの、エンジンが1.1L直4に置換されるとともに12インチタイヤが採用されました。

さらに1972年には、アメリカの保安基準に対応するための仕様変更を施した「モーク・カリフォルニアン」がリリースされました。エンジンは、1L直4(最高出力39ps)と1.3L直4(最高出力54ps)の2本立てでした。その後、1981年をもってレイランド・オーストラリアによる生産は打ち切られたものの、ポルトガルの子会社に受け継がれ1993年まで生産が続けられました。

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