1980年に「MAXクオーレ・バン」の後を継ぐ軽ボンネットバンとして誕生した「ミラ」は、乗用セダン「クオーレ」を統合した後1994年9月に4年ぶり3度目のフルモデルチェンジを受け、4代目モデルに移行しました。スタイリングがそれまで直線基調から曲線基調に一新された他、歴代ミラ初となる4気筒エンジンが用意された事が特徴でした。
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先代から全高を拡大
ボディタイプは先代同様、3ドアハッチバック/5ドアハッチバックの乗用セダンと3ドアハッチバックのバン、そしてトールワゴンタイプの「ウォークスルーバン」が用意されました。又、同じく先代に引き続きターボエンジン搭載の3ドアホットハッチ「TR-XX」シリーズが別ラインナップとして用意されました。
ボディサイズは全長3,295mm×全幅1,395mm×全高1,430~1,465mmで、先代から全高が若干高くなり、ホイールベースは20mm延長され2,300mmとなりました。車両重量は、衝突安全性能の強化などに伴い若干増加し620~740kgとなりました。駆動方式は先代同様、FFとパートタイム方式及びフルタイム方式の4WDが設定されました。
サスペンション形式もまた先代同様のフロント:マクファーソンストラット式/リア:セミトレーリングアーム独立懸架式(FF)・5リンク・リジッド式(4WD)が踏襲されました。エンジンは、先代からキャリオーバーされた660cc直3SOHCキャブレター NA/EFI NA/EFIターボのEF型の他、直4DOHC NAのJB-EL型と直3DOHCターボのJB-JL型が用意されました。
最高出力/最大トルクは、EF型キャブレター仕様が40ps/5.3kgm及び42ps/5.4kgm、同EFI仕様が55ps/5.8kgm、同ターボ仕様が64ps/9.4kgm、JB-EL型が58ps/5.8kgm、JB-JL型が64ps/10.2kgmでした。トランスミッションは先代同様、4速/5速MTと3速/4速トルコン式ATが設定されました。又、安全装備として運転席SRSエアバッグシステムとABSがオプション設定されました。
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4代目ミラのCM (1994)
上級モデルやレトロ調モデルを追加
そして1995年10月の一部改良で仕様向上が図られると共に、モデルチェンジに伴いラインナップから消滅した専用エクステリア採用の上級モデル「ミラ・モデルノ」が新型となって復活しました。搭載エンジンは直3DOHC NAのEF-GL型(最高出力52ps/最大トルク5.8kgm)とJB-EL型で、全車乗用5ナンバー登録でした。
次いで1996年5月にモデルノのマイナーチェンジが実施され、全車に運転席SRSエアバッグシステムが標準化されました。続いて1997年5月のマイナーチェンジにより、ミラ/モデルノ共に内外装デザインの変更や仕様向上が図られると同時に、ミラにレトロ調の外観が備わる特別仕様車「ミラ・クラシック」が設定されました。
そして1998年10月にフルモデルチェンジが実施され、5代目L700/710型に移行しました。
先代モデル:3代目ミラ
後継モデル:5代目ミラ
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