エクリプスクロス/PHEV乗り出し価格 値引き 納期 長所欠点 リセールバリューを解説

エクリプスクロス/PHEVの限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、おすすめグレード、乗り出し価格（支払い総額）の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどエクリプスクロスの新車購入に必要な情報を完全ガイド。

そして、値引きやリセールバリューなどを基にエクリプスクロスのお買い得度を総合評価しています。

エクリプスクロス/PHEVはどんなクルマ？

三菱「エクリプスクロス」はクーペのようにルーフ後端を絞り込んだコンパクトSUVとして2018年3月に発売開始となりました。

色々とトラブルが続いた三菱としてはeKスペース以来4年ぶりの新型車となり、アウトランダーとRVRの中間に位置するモデルとなっています。

2018年3月の発売当初は1.5L直4ターボのみでのスタートでしたが、2019年6月には2.2L直4ディーゼルが追加、2020年12月にはディーゼルに替わって2.4L直4に前後1基ずつのモーターを加えたPHEVが追加となりました。

エクリプスクロス/PHEVの値引き相場と交渉法

エクリプスクロスの値引き相場

値引き交渉の深さ	値引きの目安
特に値引き交渉をしない	3～7万円
競合を絡ませて値引き交渉	10～18万円
限界値引き交渉・オプション多数	20～30万円

エクリプスクロスの値引き難易度：B（A：甘い～E：渋い）

フルモデルチェンジから期間も経過し、値引きが引き出しやすい状況になりました。競合車種も多いので丁寧に値引き交渉に臨みましょう。

エクリプスクロス値引き交渉法1：ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える

「エクリプスクロス以外にも他の車種と迷っている」事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象を三菱の営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認し、本命車種の納期の方が長かったら場合には交渉材料として使いましょう。ただし、半導体不足の影響により生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。

エクリプスクロス値引き交渉法2：異なる販売店で競合させる

エクリプスクロスは三菱の全販売チャネルで販売しています。ディーラーは地域やチャネル毎に「大田三菱自動車販売㈱ 大田店」「東日本三菱自動車販売㈱ 久が原店」など販売会社が異なっている場合が多く、同じエクリプスクロスを扱っていてもライバルの関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注可能台数も違うので納期が変わ場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。

異なる三菱の販売店で見積もりを取り、エクリプスクロスの大きな値引きを引き出しましょう。

エクリプスクロス値引き交渉法3：下取り車の価格を事前に把握

エクリプスクロスをディーラーに見に行くと「査定をしましょうか？」と下取り査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。

ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。

エクリプスクロス値引き交渉法4：必要書類はあらかじめ準備する

値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」（1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど）というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。

エクリプスクロス/PHEVの納期

エクリプスクロスの納期はどのくらい？

• 納期：1ヵ月～2ヵ月

エクリプスクロスの納期は世界的な半導体不足の影響も落ち着き標準的となっています。

エクリプスクロスの納期を早めるコツ1：人気グレード/色を選ぶ

ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、エクリプスクロスの売れ筋グレードを前もってメーカーに発注している場合があります。そういった車両なら一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があるので確認してみましょう。

「どうしても、エクリプスクロスのこのグレードが良い！」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにエクリプスクロスの納車の早い車両がないか確認しましょう。

エクリプスクロスの納期を早めるコツ2：キャンセル車を狙う

エクリプスクロスに限らず納期が長かった場合、契約をしても納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。

「実はエクリプスクロスのキャンセルが1台出ました。納期は1か月です。値引きも頑張ります！」といった情報に遭遇する事もありますので営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。

エクリプスクロスの納期を早めるコツ3：新古車を狙う

エクリプスクロスのように人気車で納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車（新古車、未使用車）が出回っています。

「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにエクリプスクロスが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば納期に悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、乗り出し価格も安くなり値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。

エクリプスクロス/PHEVの値引き/納期がわかったら次にすべき事

「エクリプスクロスの値引き相場と納期がわかった！すぐに商談に行く！」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。

自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、エクリプスクロスの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。

まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐ簡単にできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの？買取り額の【差額事例集】

「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる　エクリプスクロスを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。

エクリプスクロス/PHEVのグレード別 新車価格

ガソリン (1.5L直4ターボ,CVT)

グレード	2WD	4WD
M	2,773,100	2,993,100
G	3,118,500	3,338,500
P	3,300,000	3,520,000
BLACK Edition	3,300,000	3,520,000

PHEV (2.4L直4+前後モーター)

グレード	2WD	4WD
M	–	4,094,200
G	–	4,414,300
P	–	4,650,800
BLACK Edition	–	4,650,800

※価格は2024年9月30日現在のメーカー小売希望価格（消費税10％込）です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。

エクリプスクロス/PHEVのグレード選び

エクリプスクロスのパワートレイン

パワーユニットは1.5L直噴ガソリンターボとPHEV（2.4L直4+前後モーター）の2種類。駆動方式はガソリンがFF、4WD、PHEVは4WDのみとなっています。

ガソリンモデルのトランスミッションは8速CVTで、マニュアルトランスミッションの設定はありません。

エクリプスクロスのグレード構成

エクリプスクロスのグレードはエントリーモデルの「M」、中間モデルの「G」、上級モデルの「P」の3種類となります。全てのグレードに2WD、4WDの設定があります。

エクリプスクロスPHEVはエントリーモデル「M」、中間グレード「G」、上級グレード「P」の3種類となっています。

そしてガソリン、PHEVともに特別仕様車「BLACK Edition」が追加となっています。

エクリプスクロス/PHEVのおすすめグレード

エクリプスクロスのおすすめグレードは、充実した装備でPHEVが体験できるPHEV中間グレードの「エクリプスクロス G(PHEV)」です。

エクリプスクロス/PHEV 値引き込み乗り出し価格の見積書

おススメグレードの「エクリプスクロス G(PHEV)」に以下の装備を選択した乗り出し価格の事例です。

• ETC車載器：￥29,590

車両価格	￥4,414,300
オプション価格	￥29,590
自動車税種別割	￥0
環境性能割	￥0
自動車重量税	￥0
自賠責保険料	￥24,190
リサイクル料金	￥10,140
販売諸費用（参考価格）	￥52,240
合計（乗り出し価格）	￥4,552,160
値引き（標準的な値引き交渉）	▲¥132,160
値引き込みの乗り出し価格	¥4,420,000

ナビは標準装備となる為、ETCのみのベーシックなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で13万円と端数をカットしてもらった場合、「エクリプスクロス G(PHEV)」の値引き込みの乗り出し価格（支払い総額）は442万円となります。

（見積りは2024年9月30日時点）

エクリプスクロス/PHEVのWLTCモード燃費と実燃費

エクリプスクロスPHEVのWLTCモード燃費

		M/G/P
ハイブリッド 燃料消費率	WLTCモード(km/L)	16.4
	市街地モード(km/L)	15.7
	郊外モード(km/L)	16.8
	高速道路モード(km/L)	16.5
EV走行換算距離（等価EVレンジ）(km)		57.3
充電電力使用時走行距離（プラグインレンジ）(km)		57.3
交流電力量 消費率	燃料消費率 WLTCモード(Wh/km)	213
	市街地モード(Wh/km)	175
	郊外モード(Wh/km)	183
	高速道路モード(Wh/km)	204
一充電消費電力量　(kWh/回)		12.29

エクリプスクロス(ガソリン車)のWLTCモード燃費

走行シーン	2WD	4WD
総合	13.4	12.4
市街地モード	10.6	9.8
郊外モード	13.8	12.6
高速モード	14.8	13.8

エクリプスクロス/PHEVの実燃費

エクリプスクロスPHEVは13.8kWhのバッテリーを搭載し、WLTCモードのEV走行換算距離（等価EVレンジ）で57.3kmとなっており、実用的には40ｋｍ程度はEVとして走行が可能です。

よってどの程度のガソリン燃費になるかは、充電してからどの程度の距離を走行するかによって大きく変わります。

自宅で充電し、近所のショッピングモールに行って帰宅後充電という使用方法なら電気のみでの走行を賄えます。

途中での充電を行なわない長距離走行においては、ストロングハイブリッド車と同様のガソリン消費となり、おおむねWLTCモード燃費の-20％程度が実燃費の目安となります。

エクリプスクロス/PHEVのリセールバリュー：3.5 (5段階評価)

エクリプスクロスPHEVは中古車市場でもまだ台数の少ないSUVタイプのPHEV人気車種となっています。モデルサイクル中期で台数の少なさから、リセールバリューはやや高めとなっています。

エクリプスクロス（ガソリン車）のリセールバリューは、PHEVほどの稀少性はないので標準的となります。

エクリプスクロス/PHEVのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車

2018年3月1日 エクリプスクロス発売

2018年3月1日に新型車として「エクリプスクロス」が発売となりました。

 

エクリプスクロス/PHEVの値引き交渉に使う競合車

エクリプスクロスの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。

トヨタ カローラクロス

エクリプスクロスと同じセグメントながらエントリーモデルが200万円以下からとなっているカローラクロスが競合となります。トヨタらしいソツのない造りで満足度の高い一台となっており、かなり手ごわいライバルです。

新車購入ガイド：【2023最新】カローラクロスの値引き 納期 乗り出し価格

トヨタ RAV4 PHV

現状ではPHEVを設定している車種は少なく、直接の競合となるのはトヨタ RAV4 PHVとなります。

RAV4 PHVは生産台数が少ない事もあって発売直後から人気となりました。エントリーモデルの価格が低いエクリプスクロスPHEVを競合として大きな値引き額を引き出しましょう。

新車購入ガイド：【2023最新】RAV4 PHVの値引き 納期 乗り出し価格

 

マツダ CX-3

デミオをベースとしたマツダのコンパクトSUVですが、優れたデザインとクラス唯一となる1.5Lディーゼルエンジン、高い質感が魅力です。エクリプスクロスと違ってディーゼルエンジンでエコ性能を高めています。エクリプスクロスと競合させる事で大きな値引き額を引き出しましょう。

新車購入ガイド：【2023最新】CX-3の値引き 納期 乗り出し価格

ホンダ ヴェゼル

フィットをベースとして開発されたヴェゼル。ヴェゼルはフィット譲りの居住空間を継承し、スタイリッシュさを保ちながら広い後席空間を持っています。

居住空間と扱いやすいサイズ、そしてハイブリッドを武器に国内SUVでトップクラスの販売台数を誇ります。エクリプスクロスと競合させて大きな値引きを引き出しましょう。

新車購入ガイド：【2023最新】ヴェゼルの値引き 納期 乗り出し価格

競合車を使ってエクリプスクロス/PHEVの値引き交渉を

エクリプスクロスの値引きを引き出すにあたっては、上記のCH-R、CX-3、ヴェゼルなどの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、エクリプスクロスの値引きを引き出し易くなります。また、エクリプスクロス自体も系列の違う販売店で見積もりを取り、競合させることも有効な手段です。

 

エクリプスクロス/PHEVの値引き交渉に適した時間帯や時期

試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。

土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。

平日の閉店2時間前

エクリプスクロス/PHEVのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べるとお客さんも少なく、比較的じっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格がどうなっているか最新情報ついても忘れずに確認しましょう。

すでに来店した事があり担当営業マンが決まっている場合は、不在の場合もあるので事前に電話でアポイントを取りましょう。

日曜の夕方、閉店1～2時間前

平日に時間を取りにくい人は、日中の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。ジックリ交渉するにはやや不向きではありますが、１週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事も期待できます。

「今日中に決めてもらえるなら○○円で！」という大幅値引きが出やすい時間帯です。

月間目標の追い込みを狙って月末近くに

ディーラーは月単位で販売目標計画を立てていますので、目標達成の為に月末はいつもより値引きが期待できます。「あと1～2台で月間目標を達成する！」という時に遭遇すれば大きな値引きを引き出せるかもしれません。

ただし、月間目標を既に達成している場合や、新車セールスが好調な時など、あまり積極的にならないケースもあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気の値引き交渉は禁物です。各ディーラー側の販売状況によりますので、一概に月末が値引きに最適とは言えません。

決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に

販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、年間目標達成の為に3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期や値引き条件変わっているという事もあるので注意が必要です。

また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。

エクリプスクロス/PHEV値引き交渉の流れ

しっかりとエクリプスクロス/PHEVの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでエクリプスクロス/PHEVに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。

エクリプスクロス/PHEV値引き交渉の前準備

ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでエクリプスクロス/PHEVの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。

同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態（キズや汚れ具合など）によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。

1回目の値引き交渉

1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「エクリプスクロス/PHEVが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだエクリプスクロス/PHEVが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはエクリプスクロス/PHEVの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。

この時点で提示される値引き額は１万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。

時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。

競合車種の試乗、見積もりを済ませる

エクリプスクロス/PHEVの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。エクリプスクロス/PHEVの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「エクリプスクロス/PHEVが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。

2回目以降の値引き交渉

• 今乗っているクルマの買取り相場を把握（ナビクルなど)
• ディーラーでの下取り査定額
• エクリプスクロス/PHEVの見積もり
• 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書

ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。

今のクルマの車検やエクリプスクロス/PHEVの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。

エクリプスクロス/PHEVの値引き交渉で気を付ける点

エクリプスクロス/PHEVの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。

値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。

値引き以外でエクリプスクロス/PHEVを安く買う

オプションは社外品にする

エクリプスクロス/PHEVの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。

オプション品をディーラーで装着しない事によって、エクリプスクロス/PHEVの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。

社外品にすると安いオプション品の代表例

• ナビゲーション
• ETC車載器
• ドライブレコーダー
• フロアマット
• アルミホイール

今乗っているクルマを最大限高く売る

ディーラーにエクリプスクロス/PHEVを見に行くと「査定しておきましょうか？」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。

今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう

エクリプスクロス/PHEVの新古車/未使用車を買う

販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車（新古車、未使用車）が多く出回っています。

「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにエクリプスクロス/PHEVが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。

プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。

残価設定ローンでエクリプスクロス/PHEVを買う

残価設定ローンとは、3年後や5年後のエクリプスクロス/PHEVの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にエクリプスクロス/PHEVを引き取る事を前提として組むローンの事です。

例えば見積もり総額が400万円、3年後のエクリプスクロス/PHEVの価値が220万円の場合、180万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はエクリプスクロス/PHEVを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。

一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。

エクリプスクロス/PHEVの長所/メリット

まだ少ないSUVタイプのPHEV

三菱は日本メーカーとしてはPHEVに積極的で、アウトランダーPHEVと合わせて2車種をラインナップしています。EVにスポットが当たりがちですが、日本のインフラを考えると長距離走行時にはガソリン給油で対応できるPHEVがあっていると思います。

エクリプスクロス/PHEVの欠点/デメリット

アウトランダーとの価格差

現時点ではフルモデルチェンジして内容を一新した車格が上のアウトランダーPHEVがあり、モデルの新しさ、バッテリーの搭載容量や室内空間などを考慮すると、お買い得感がやや低く感じます。

エクリプスクロス/PHEV 値引き込みの総合評価：3.0 (5段階評価)

PHEVならアウトランダーがおすすめ

世界的に人気となっているコンパクトSUVセグメントに満を持して投入されたエクリプスクロス。スペックに現れない基本性能は高く、実際に試乗してみて実感して欲しい良質な一台です。

ただし、PHEVに関してはフルモデルチェンジしたアウトランダーPHEVが非常に良く出来ており、価格・サイズ面以外ではエクリプスクロスPHEVを選ぶ要素が少なくなっています。