マツダ CX-3の限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、おすすめグレード、乗り出し価格(支払い総額)の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどCX-3の新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にCX-3のお買い得度を総合評価しています。
- マツダ CX-3はどんなクルマ?
- CX-3の値引き相場と交渉法
- CX-3の納期
- CX-3の値引き/納期がわかったら次にすべき事
- CX-3のグレード別 新車価格
- CX-3のグレード選び
- CX-3のおすすめグレード
- CX-3 値引き込み乗り出し価格の見積書
- CX-3のWLTCモード燃費と実燃費
- CX-3のリセールバリュー:3.5 (5段階評価)
- CX-3のマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
- CX-3 ディーゼルの値引き交渉に使う競合車
- CX-3の値引き交渉に適した時間帯や時期
- CX-3値引き交渉の流れ
- 値引き以外でCX-3を安く買う
- CX-3の長所/メリット
- CX-3の欠点/デメリット
- CX-3の値引きとリセールバリュー込の総合評価:2.5 (5段階評価)
マツダ CX-3はどんなクルマ?
マツダの新型クロスオーバーSUV「CX-3」は、2014年11月に初めて公開され、翌2015年2月に発売が開始されました。2014年9月に発売された4代目「デミオ」をベースとし、優れたトータルバランスを受け継ぐと共に更なる上質感を実現しています。
CX-3の値引き相場と交渉法
CX-3の値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | ~5万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 7~10万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 12~20万円 |
CX-3の値引き難易度:C(A:甘い~E:渋い)
MAZDA2(当時はデミオ)ベースでスポーティーなルックスと高い質感、そしてこのクラス唯一となる1.5Lディーゼルエンジンを武器とするマツダCX-3。ファミリーカーというよりも後席を絞り込んだスペシャリティカーのような仕立てで、値引きで台数を増やす、というような営業戦略を取っていません。ただしモデルライフ末期となるため値引きはそれなりに引き出せます。
CX-3値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「CX-3以外にも他のライバル車種と迷っている」という事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象をマツダの営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認しておき、本命車種の納期の方が長かった場合には交渉材料として使いましょう。ただし、コロナ禍による部品供給の乱れによって生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
CX-3値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
CX-3はマツダの全販売チャネルで販売しています。ディーラーは地域やチャネル毎に「関東マツダ」「マツダアンフィニ横浜西」など販売会社が異なっている場合が多く、同じCX-3を扱っていてもライバル同士の関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注台数も違うので納期が変わるだけでなく諸費用も変わる場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。
異なるマツダの販売店で見積もりを取り、CX-3の大きな値引きを引き出しましょう。
CX-3値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
CX-3をディーラーに見に行くと「お車の査定をしましょうか?」と下取りの査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
CX-3値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
CX-3の納期
CX-3の納期はどのくらい?
- 納期:1ヵ月~2ヵ月
販売から期間が経過し、納期は標準的となりました。さらに短い納車時期を優先させたい場合は、人気のグレード・色・装備の組み合わせから選ぶ事で、即納に近い納車も可能です。
CX-3の納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、CX-3の売れ筋グレードを前もってメーカーに予約している場合があります。そういった車両なら、一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があります。
「どうしても、CX-3のこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにCX-3の納車の早い車両がないか確認しましょう。
CX-3の納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
CX-3など納期が長い場合、一旦契約をしても長い納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はCX-3のキャンセル車が昨日1台でました。納期は1か月です。値引きも頑張りますよ。」といった情報に遭遇する事もありますのでディーラーの営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
CX-3の納期を早めるコツ3:新古車を狙う
CX-3のように人気車で納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにCX-3が必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、トータルの乗り出し価格も安くなりディーラーでの値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
CX-3の値引き/納期がわかったら次にすべき事
「CX-3の値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、CX-3の魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる CX-3を見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
CX-3のグレード別 新車価格
1.5L直4ガソリン (6AT)
グレード | 2WD | 4WD |
15S | ||
15S ツーリング | 2,279,200 | 2,521,200 |
15S アーバンドレッサー (特別仕様車) | 2,532,200 | 2,774,200 |
15S ビビッドモノトーン (特別仕様車) | 2,708,200 | 2,950,200 |
1.8L直4ディーゼルターボ(6AT)
グレード | 2WD | 4WD |
XD ツーリング | 2,796,200 | 3,038,200 |
XD ビビッドモノトーン (特別仕様車) | 3,192,200 | 3,434,200 |
※価格は2024年9月27日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
CX-3のグレード選び
CX-3のパワートレイン
パワートレインは1.5L直4ガソリンと1.8L直4ディーゼルターボの2種類となっています。
トランスミッションはSKYACTIV-DRIVEと呼ぶ6速ATが全グレードに設定されています。
モデル末期となり、2.0Lガソリンエンジンは設定がなくなりました。
CX-3のグレード構成
基本的なグレード構成はベーシックな「XD(ディーゼル)/15S(ガソリン)」と「ツーリング」の2種類となっています。
特別仕様車として「アーバンドレッサー」「スーパーエッジ―」が追加となっています。
CX-3のおすすめグレード
CX-3のおすすめグレードは、装備の充実した特別仕様車「CX-3 15S アーバンドレッサー(2WD)」です。
CX-3 値引き込み乗り出し価格の見積書
おススメグレードの「CX-3 15S アーバンドレッサー(2WD)」に以下の選択した見積書の事例です。
メーカーセットオプション
- なし
ショップオプション
- フロアマット(ラグジュアリー)消臭機能付:¥31,120
- [三菱電機]スマートインETC(ナビゲーション連動なし):¥30,162
- ナビゲーション用SDカードアドバンス2:¥55,920
車両価格 | ¥2,532,200 |
メーカーセットオプション価格 | ¥0 |
ショップオプション価格 | ¥118,202 |
リサイクル費用 | ¥9,750 |
登録諸費用(参考価格、消費税込) | ¥70,260 |
自動車税(環境性能割) | ¥62,100 |
自動車重量税 | ¥36,900 |
自賠責保険(37ヶ月) | ¥24,190 |
自動車税(種別割)(10月分) | ¥12,700 |
合計(乗り出し価格) | ¥2,866,302 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥86,302 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥2,780,000 |
ナビ、ETC、フロアマットなどのベーシックなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で8万円と端数をカットしてもらった場合、「CX-3 15S アーバンドレッサー(2WD)」の値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は278万円となります。
(見積りは2024年9月27日時点)
CX-3のWLTCモード燃費と実燃費
CX-3のWLTCモード燃費 (km/L)
走行シーン | 1.5Lガソリン(6AT) | 1.8Lディーゼルターボ(6AT) | ||
2WD | 4WD | 2WD | 4WD | |
総合 | 17.0 | 15.7 | 20.0 | 19.0 |
市街地モード | 14.4 | 13.3 | 16.8 | 16.0 |
郊外モード | 17.2 | 16.2 | 20.0 | 19.1 |
高速モード | 18.3 | 16.7 | 22.2 | 20.9 |
CX-3の実燃費
どの程度スポーツドライビングを楽しむかによりますが、おおむねWLTCモード燃費の-20%程度が実燃費の目安となります。
マツダ CX-3はデミオをベースに開発されたコンパクトなSUVで、エンジンは1.8Lディーゼルターボを主力としています。現在ではコンパクトカーのクラスでもトヨタ アクアやホンダ フィットに代表されるフル・ハイブリッドが人気を集めていますが、マツダはディーゼルエンジンで差別化を図っています。
市街地走行におけるリッターあたりの燃費では、フル・ハイブリッドに一歩譲る実燃費ですが、軽油とガソリンの価格差、また郊外・高速道路走行における燃費の良さを考え合わせると総合的には互角と言えます。
CX-3のリセールバリュー:3.5 (5段階評価)
CX-3は中古車市場でも人気の高いSUVカテゴリーですが、発売から期間が経過しモデルライフ末期である事を加味するとリセールバリューはやや高めとなります。
CX-3のマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
2016年10月14日 マイナーチェンジ実施
主な変更点
- 「G-Vectoring Control」を全車に標準装備
- サスペンション、電動パワーステアリングのチューニングによる操縦安定性・乗り心地の向上
- ディーゼルエンジンの燃料噴射タイミングを0.1ミリ秒単位で制御することで、ノック音の発生そのものを抑制する「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を全車標準装備
- リフトゲートのガラスの板厚アップ、遮音・吸音材の追加採用などにより、風騒音やロードノイズを抑制
- 「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」の表示画面について、上部に走行環境情報を、下部に車両情報を集約・区分。加えて、フルカラー・高輝度・高精細・高コントラスト化を実現し、視認性を大幅に向上
- メーター表示の字体の見直しと、左右液晶ディスプレイの高コントラスト化により、瞬間的な読み取りやすさと質感を向上
- 運転席10Wayパワーシート&シートメモリーを、シートポジションと連動してアクティブ・ドライビング・ディスプレイの角度、明るさ、ナビの表示設定なども登録できる機能を追加
2016年10月14日 特別様車「Noble Brown」追加
- 特別仕様車「XD Noble Brown」専用インテリア
- ブラウンの空間にグレーのアクセントと硬質な金属加飾を組み合わせたインテリア
- シート素材に、高級革ナッパレザーと質感高いグランリュクスを採用
- 高輝度ダーク塗装を施したアルミホイールを採用
2017年6月28日 マイナーチェンジ ガソリンエンジン追加
1. ガソリンエンジン車を追加
平成30年排ガス基準の75%低減を達成している新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」を追加設定
2. 先進安全技術を全車に標準装備
4月に発表した「デミオ」に続いて、今回の『CX-3』にも「i-ACTIVSENSE」を全車に標準装備。
① アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)【全車】
② AT誤発進抑制制御[前進時]【AT車全車】
③ 車線逸脱警報システム(LDWS)【全車】
④ 先進ライト
「20S」、「XD」:ハイビーム・コントロール・システム(HBC)
「20S」、「XD」を除いた全車:アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)
⑤ スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時](SCBS R)【全車】
⑥ AT誤発進抑制制御[後退時]【AT車全車】
⑦ ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)【全車】
⑧ リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)【全車】
⑨ リアパーキングセンサー(センター/コーナー)【全車】
3. 「ソウルレッドクリスタルメタリック」の採用
従来のボディカラー「ソウルレッドプレミアムメタリック」に比べ、彩度を約2割、深みが約5割増加。より瑞々しく艶やかな透明感を実現。
2018年5月31日 マイナーチェンジ
2017年に引き続きマイナーチェンジが実施されました。マツダらしい細部に渡る細やかな変更に加え、ディーゼルエンジンの排気量を1.5Lから1.8Lに変更するなど、マイナーチェンジとしては大掛かりな変更となっています。
2018年5月31日 特別仕様車「Exclusive Mods」を設定
マイナーチェンジと同時に特別仕様車「Exclusive Mods」が追加となりました。ナッパレザーの専用シートなど小さな高級車とも言える豪華な装備が特徴となっています。
2020年6月4日 商品改良 1.5Lガソリンエンジンを追加設定
1.5Lガソリンエンジンと新外板色“ポリメタルグレーメタリック”をはじめとする新装備を追加し2020年5月18日から予約受付を開始し、6月4日に発売。
CX-3 ディーゼルの値引き交渉に使う競合車
マツダCX-3の値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
トヨタ ライズ
トヨタ ライズが競合として利用できます。CX-3よりも一回りスリムで5ナンバーサイズに収めていながら広い室内を持ちます。
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ダイハツ ロッキー
ライズと姉妹車にあたるダイハツ ロッキーも競合として利用できます。ライズはダイハツからのOEM供給となっています。価格帯はCX-3よりも少し下となっています。
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日産 キックス
ジュークの代替モデルとして2020年6月に日本発売となった日産キックス。クーペライクだったジュークと比べると後席の居住性もしっかりとしたパッケージングにコンサバティブなデザインを纏い、パワーユニットはe-POWERのみのシンプルなモデルとなっています。
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ホンダ ヴェゼル
CX-3がマツダ2をベースとして開発されたのと同様に、フィットをベースとして開発されたヴェゼル。両車ともそれぞれのベース車の特徴を引き継いでいます。ヴェゼルはフィット譲りの居住空間を継承し、スタイリッシュさを保ちながら広い後席空間を持っています。
居住空間と扱いやすいサイズ、そしてハイブリッドを武器に国内SUVでトップの販売台数を誇ります。値引きは出やすくなりつつあるので、CX-3と競合させて大きな値引きを引き出しましょう。
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トヨタ ヤリスクロス
ヤリスをベースとして開発されたコンパクトSUVのヤリスクロス。旧デミオをベースとして開発されたCX-3と比べると一世代モデルが新しいものとなります。
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スズキ ジムニーシエラ
CX-3とはコンセプトが大きく異なりますが、同クラスのSUVとして考えると、スズキ ジムニーシエラも該当します。
CX-3とは違って乗用車ベースではなく、本格的なオフロード性能を追求したモデルとなり、後席用ドアはありません。軽自動車のジムニーをベースとしているので、横幅方向と後席の足元空間はやや狭いものとなっています。
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競合車を使ってCX-3の値引き交渉を
CX-3の値引きを引き出すにあたっては、上記のC-HR、ヴェゼルなどの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、CX-3の値引きを引き出し易くなります。
CX-3の値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
CX-3のどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べると来店客も少なく、ゆっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格についても忘れずに確認しましょう。
ただし、すでに来店した事があり営業マンの担当が決まっている場合は、平日に休みを取っていて不在になっている事もあるので、事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、昼の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。平日と比べるとジックリと交渉するには不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事もあります。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位での販売目標計画を立てていますので、目標を達成する為に、月末は値引きが緩みやすくなる可能性があります。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きが飛び出すかもしれません。
ただし、月間の目標を既に達成している場合や、新車のセールスが好調な時など、あまり積極的ではない場合もあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気は禁物です。ディーラー側の販売事情によりますので、一概に月末に値引きが引き出しやすいとは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
ディーラーを運営している販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、1年間の販売目標達成のために3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期が延びているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
CX-3値引き交渉の流れ
しっかりとCX-3の値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでCX-3に試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
CX-3値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでCX-3の乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「CX-3が本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだCX-3が大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはCX-3の試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
CX-3の競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。CX-3の値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「CX-3が本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- CX-3の見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やCX-3の納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
CX-3の値引き交渉で気を付ける点
CX-3の値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
値引き以外でCX-3を安く買う
オプションは社外品にする
CX-3の見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、CX-3の値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにCX-3を見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにCX-3が必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンを利用する
残価設定ローンとは、3年後や5年後のCX-3の価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にCX-3を引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が300万円、3年後のCX-3の価値が160万円の場合、140万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はCX-3を返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
CX-3の長所/メリット
低い車高がもたらすクーペライクなスタイリング
マツダのSUVラインナップに背が高く居住性の高いスタンダードなCX-5がラインナップされている事もあり、CX-3はSUVながら大胆に車高を抑え、クーペのようなスタイリングに仕上がっています。
内外装の質感の高さと相まって、コンパクトカーながら上級車のような満足感を得られる1台と言えます。
クラス唯一となる1.8Lディーゼルターボエンジン
現在のマツダの強みといえるスカイアクティブディーゼルエンジン。マツダ2とCX-3に搭載されている1.8Lディーゼルターボは日本メーカーでは唯一の小型ディーゼルエンジンで、コンパクトながら力強い走りと低燃費を実現しています。
CX-3の欠点/デメリット
ライバルに対する弱点:後席の狭さ
強みと相反する要素で、ベースとなるマツダ2とフィットでの比較もそうですが、CX-3とヴェゼルの比較でも同様に後席の広さでは大きな違いがあります。
質感の高いCX-3の室内は非常に魅力的ではあるものの、後席に人を乗せる機会の多い人には同乗者から不満が出るかもしれません。ディーラーで実車に乗り込んで、しっかりと確認しておきましょう。
CX-3の値引きとリセールバリュー込の総合評価:2.5 (5段階評価)
1.5Lガソリン車の投入でコストパフォーマンス向上
発売当初は1.5LディーゼルターボのみでプレミアムコンパクトSUVとして発売され、その後2.0Lガソリンエンジンが追加となりました。ルーフ後端を絞り込み、クーペのような流麗なスタイリングとなっていたものの、後席の居住性はミニマムでボディサイズの割には価格設定が高く販売は伸び悩んでいました。
モデルライフ後半に入り1.5Lガソリンエンジン追加、価格帯を下げた事で割安感も生まれ販売が持ち直しました。
1~2名乗車の市街地走行がメインなら質感の高いコンパクトとして価値があります。ただし、発売からかなりの期間が経過しており、先進安全装備の進化が早い現代においては旧世代のモデルという印象も強く、「デザインが気に入っている」「値引き額が大きい」などの理由がない場合はあまりおすすめは出来ません。