マツダ CX-3の値引き/納期/実燃費レポート
(2021年2月10日更新)
マツダの新型クロスオーバーSUV「CX-3」は、2014年11月に初めて公開され、翌2015年2月に発売が開始されました。2014年9月に発売された4代目「デミオ」をベースとし、優れたトータルバランスを受け継ぐと共に更なる上質感を実現した他、国内モデルはディーゼルエンジン車のみが用意された事も大きな特徴でした。
CX-3の値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | 3~7万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 11~18万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 20~30万円 |
CX-3の値引き難易度:C
(A:甘い ~ E:厳しい)
デミオベースでスポーティーなルックスと高い質感、そしてこのクラス唯一となる1.5Lディーゼルエンジンを武器とするマツダCX-3。ファミリーカーというよりも後席を絞り込んだスペシャリティカーのような仕立てで、値引きで台数を増やす、というような営業戦略を取っていません。値引き交渉は厳しめと言えます。
CX-3の納期:標準
- 納期:1ヵ月~2ヵ月
販売から期間が経過し、納期は標準的となりました。さらに短い納車時期を優先させたい場合は、人気のグレード・色・装備の組み合わせから選ぶ事で、即納に近い納車も可能です。
CX-3の値引き相場がわかったら、次にすべき事
「CX-3の値引き相場がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握しておかずに商談に入ると、CX-3の魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる CX-3 ディーゼルを見に行って下取り査定を受ける前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
CX-3の価格/グレード/オプション/実燃費
CX-3のグレード別 新車価格
エンジン | 駆動 | グレード名 | 変速機 | 消費税込価格(円) |
SKYACTIV-G 1.5 |
2WD(FF) | 15S | 6EC-AT | 1,892,000 |
15S Touring | 1,991,000 | |||
4WD | 15S | 2,122,200 | ||
15S Touring | 2,221,200 | |||
SKYACTIV-G 2.0 |
2WD(FF) | 20S PROACTIVE S Package |
2,486,000 | |
20S Exclusive Mods | 2,657,600 | |||
4WD | 20S PROACTIVE S Package |
2,716,200 | ||
20S Exclusive Mods | 2,887,800 | |||
SKYACTIV-D 1.8 |
2WD(FF) | XD | 6EC-AT | 2,492,600 |
XD PROACTIVE S Package |
2,789,600 | |||
XD Exclusive Mods |
2,932,600 | |||
XD | 6MT | 2,492,600 | ||
XD PROACTIVE S Package |
2,789,600 | |||
4WD | XD | 6EC-AT | 2,722,800 | |
XD PROACTIVE S Package |
3,019,800 | |||
XD Exclusive Mods |
3,162,800 | |||
XD | 6MT | 2,722,800 | ||
XD PROACTIVE S Package |
3,019,80015 |
CX-3 100周年特別記念車の価格
エンジン | 駆動 | グレード名 | 変速機 | 消費税込価格(円) |
SKYACTIV-G 1.5 |
2WD(FF) | 15S 100周年特別記念 (15S Touring) |
6EC-AT | 2,653,000 |
4WD | 2,883,200 | |||
SKYACTIV-G 2.0 |
2WD(FF) | 20S 100周年特別記念 (20S Exclusive Mods) | 2,910,600 | |
4WD | 3,140,800 | |||
SKYACTIV-D 1.8 |
2WD(FF) | XD 100周年特別記念 (XD Exclusive Mods) |
3,185,600 | |
4WD | 3,415,800 |
※価格は2020年6月3日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
CX-3のグレード選び
CX-3のパワートレイン
パワートレインはマツダの売りと言えるスカイアクティブ・ディーゼル1.5L(直4ターボ)のみでしたが、2017年6月のマイナーチェンジにより2.0L直4が追加、2020年7月のマイナーチェンジで1.5Lガソリンが追加となり3種類となりました。
また、2018年5月31日のマイナーチェンジによりディーゼルエンジンの排気量が1.5Lから1.8Lに変更となりました。
トランスミッションはSKYACTIV-DRIVEと呼ぶATが6速で全グレードに、SKYACTIV-MTと呼ぶ6速マニュアルトランスミッションがディーゼルの一部グレードに設定されています。
CX-3のグレード
基本的なグレード構成はベーシックな「XD(ディーゼル)/20S(ガソリン)」、から「PROACTIVE S Package」「Exclusive Mods」の3種類となりました。
CX-3の実燃費(1.8Lディーゼル、2名乗車時の目安)
- 高速道路中心の燃費:19~22km/L
- 郊外・幹線道路の燃費:17~20km/L
- 渋滞のある市街地の燃費:13~17km/L
マツダ CX-3はデミオをベースに開発されたコンパクトなSUVで、エンジンは1.8Lディーゼルターボを主力としています。現在ではコンパクトカーのクラスでもトヨタ アクアやホンダ フィットに代表されるフル・ハイブリッドが人気を集めていますが、マツダはディーゼルエンジンで差別化を図っています。
市街地走行におけるリッターあたりの燃費では、フル・ハイブリッドに一歩譲る実燃費ですが、軽油とガソリンの価格差、また郊外・高速道路走行における燃費の良さを考え合わせると総合的には互角と言えます。
マツダ CX-3のマイナーチェンジ/特別仕様車/フルモデルチェンジ情報
2016年10月14日 マイナーチェンジ実施
主な変更点
- 「G-Vectoring Control」を全車に標準装備
- サスペンション、電動パワーステアリングのチューニングによる操縦安定性・乗り心地の向上
- ディーゼルエンジンの燃料噴射タイミングを0.1ミリ秒単位で制御することで、ノック音の発生そのものを抑制する「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を全車標準装備
- リフトゲートのガラスの板厚アップ、遮音・吸音材の追加採用などにより、風騒音やロードノイズを抑制
- 「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」の表示画面について、上部に走行環境情報を、下部に車両情報を集約・区分。加えて、フルカラー・高輝度・高精細・高コントラスト化を実現し、視認性を大幅に向上
- メーター表示の字体の見直しと、左右液晶ディスプレイの高コントラスト化により、瞬間的な読み取りやすさと質感を向上
- 運転席10Wayパワーシート&シートメモリーを、シートポジションと連動してアクティブ・ドライビング・ディスプレイの角度、明るさ、ナビの表示設定なども登録できる機能を追加
2016年10月14日 特別様車「Noble Brown」追加
- 特別仕様車「XD Noble Brown」専用インテリア
- ブラウンの空間にグレーのアクセントと硬質な金属加飾を組み合わせたインテリア
- シート素材に、高級革ナッパレザーと質感高いグランリュクスを採用
- 高輝度ダーク塗装を施したアルミホイールを採用
2017年6月28日 マイナーチェンジ ガソリンエンジン追加
1. ガソリンエンジン車を追加
平成30年排ガス基準の75%低減を達成している新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」を追加設定
2. 先進安全技術を全車に標準装備
4月に発表した「デミオ」に続いて、今回の『CX-3』にも「i-ACTIVSENSE」を全車に標準装備。
① アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)【全車】
② AT誤発進抑制制御[前進時]【AT車全車】
③ 車線逸脱警報システム(LDWS)【全車】
④ 先進ライト
「20S」、「XD」:ハイビーム・コントロール・システム(HBC)
「20S」、「XD」を除いた全車:アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)
⑤ スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時](SCBS R)【全車】
⑥ AT誤発進抑制制御[後退時]【AT車全車】
⑦ ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)【全車】
⑧ リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)【全車】
⑨ リアパーキングセンサー(センター/コーナー)【全車】
3. 「ソウルレッドクリスタルメタリック」の採用
従来のボディカラー「ソウルレッドプレミアムメタリック」に比べ、彩度を約2割、深みが約5割増加。より瑞々しく艶やかな透明感を実現。
2018年5月31日 マイナーチェンジ
2017年に引き続きマイナーチェンジが実施されました。マツダらしい細部に渡る細やかな変更に加え、ディーゼルエンジンの排気量を1.5Lから1.8Lに変更するなど、マイナーチェンジとしては大掛かりな変更となっています。

2018年5月31日 特別仕様車「Exclusive Mods」を設定
マイナーチェンジと同時に特別仕様車「Exclusive Mods」が追加となりました。ナッパレザーの専用シートなど小さな高級車とも言える豪華な装備が特徴となっています。

2020年6月4日 商品改良 1.5Lガソリンエンジンを追加設定

CX-3「15S」(2WD車)(ポリメタルグレーメタリック)
1.5Lガソリンエンジンと新外板色“ポリメタルグレーメタリック”をはじめとする新装備を追加し2020年5月18日から予約受付を開始し、6月4日に発売。

マツダ CX-3 ディーゼルの競合はコレ!
マツダCX-3を安く購入する為には、前もって競合車種の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
トヨタ ライズ

トヨタ ライズ Z(2WD)(ブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカメタリック)
トヨタ ライズが競合として利用できます。CX-3よりも一回りスリムで5ナンバーサイズに収めており、1.0L直3ターボ搭載で広い室内を持ちます。

ダイハツ ロッキー

ダイハツ ロッキー G (ブラックマイカメタリック×コンパーノレッド)
ライズと姉妹車にあたるダイハツ ロッキーも競合として利用できます。ライズはダイハツからのOEM供給となっています。価格帯CX-3よりも少し下となっています。

日産 キックス

日産キックス X ツートーンインテリアエディション(プレミアムホライズンオレンジ/ピュアブラック2トーン)
ジュークの代替モデルとして2020年6月に日本発売となった日産キックス。クーペライクだったジュークと比べると後席の居住性もしっかりとしたパッケージングにコンサバティブなデザインを纏い、パワーユニットはe-POWERのみのシンプルなモデルとなっています。

トヨタ C-HR
ジュークが火を付け人気となったコンパクトSUVカテゴリーに、トヨタが満を持して送り込んだのがトヨタC-HRです。
発売が2016年12月で同クラスライバルに対して最後発。最新の安全装備と乗り心地、そしてフルハイブリッドシステムを装備し、最新モデルらしい魅力を備えたモデルとなっています。パッケージングはCX-3同様にルーフ後端を絞り込んでクーペのようなスポーティなフォルムとなっています。
CX-3が最新の1.8Lディーゼルエンジンを売りにしているのとは異なり、C-HRはダウンサイジングの1.2L直4ガソリンエンジンと、1.8L+モーターのフルハイブリッドの2種類を準備。人気の高いモデルとなっていますので、CX-3との競合車種としてしっかり活用しましょう。

ホンダ ヴェゼル
CX-3がデミオをベースとして開発されたのと同様に、フィットをベースとして開発されたヴェゼル。両車ともそれぞれのベース車の特徴を引き継いでいます。ヴェゼルはフィット譲りの居住空間を継承し、スタイリッシュさを保ちながら広い後席空間を持っています。
居住空間と扱いやすいサイズ、そしてハイブリッドを武器に国内SUVでトップの販売台数を誇ります。値引きは出やすくなりつつあるので、CX-3と競合させて大きな値引きを引き出しましょう。

スズキ ジムニーシエラ
CX-3とはコンセプトが大きく異なりますが、同クラスのSUVとして考えると、スズキ ジムニーシエラも該当します。
CX-3とは違って乗用車ベースではなく、本格的なオフロード性能を追求したモデルとなり、後席用ドアはありません。軽自動車のジムニーをベースとしているので、横幅方向と後席の足元空間はやや狭いものとなっています。

マツダ CX-3 ディーゼル商談のすすめ方
CX-3の値引きを引き出すにあたっては、上記のC-HR、ヴェゼルなどの見積もりを事前に入手してから臨みましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、CX-3の値引きを引き出し易くなります。
マツダ CX-3 ディーゼルの強み
低い車高がもたらすクーペライクなスタイリング
マツダのSUVラインナップに背が高く居住性の高いスタンダードなCX-5がラインナップされている事もあり、CX-3はSUVながら大胆に車高を抑え、クーペのようなスタイリングに仕上がっています。
内外装の質感の高さと相まって、コンパクトカーながら上級車のような満足感を得られる1台と言えます。
クラス唯一となる1.8Lディーゼルターボエンジン
現在のマツダの強みといえるスカイアクティブディーゼルエンジン。デミオとCX-3に搭載されている1.8Lディーゼルターボは日本メーカーでは唯一の小型ディーゼルエンジンで、コンパクトながら力強い走りと低燃費を実現しています。
マツダ CX-3 ディーゼルの弱点は?
ライバルに対する弱点:後席の狭さ
強みと相反する要素で、ベースとなるデミオとフィットでの比較もそうですが、CX-3とヴェゼルの比較でも同様に後席の広さでは大きな違いがあります。
質感の高いCX-3の室内は非常に魅力的ではあるものの、後席に人を乗せる機会の多い人には同乗者から不満が出るかもしれません。ディーラーで実車に乗り込んで、しっかりと確認しておきましょう。