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レクサスの車種一覧(現行車種・過去車種)

レクサスの現行車種一覧

SUV

レクサス NX (2014~)

現行モデル:初代 (’14- AGZ1♯/AYZ1♯)

レクサス RX (北米1998~,日本2009~)

現行モデル:4代目 (国内2代目 ’15- L20W/25W)

過去モデル:3代目 (国内初代 ’98-’03 MCU10L)

レクサス LX (北米1998~,日本2015~)

現行モデル:3代目 (国内初代 ’07- URJ200)

過去モデル:2代目 (’98-’07 UZJ100) / 初代 (’96-’97 FZJ80)

セダン・ハッチバック

レクサス CT (2011~)

現行モデル:初代 (‘011- ZW)

レクサス HS (2009~)

現行モデル:初代 (’09- ANF10)

レクサス IS (北米1999~,日本2005~)

現行モデル:3代目 (国内2代目 ’13- ASE30/GSE3♯/AVE30)

過去モデル:初代 (’99-’05 GXE/JCE10L型) IS C (クーペ ’09-’14 GSE20型)2代目 (セダン 国内初代 ’05-’13 GSE2#)

レクサス GS (北米1993~,日本2005~)

現行モデル:4代目 (国内2代目 ’12- S1♯)

過去モデル:初代 (’93年-’97 S147L) / 2代目 (’98-’05 S16#L) / 3代目 (国内初代 ’05-’12 S19#)

レクサス LS (北米1989~,日本2005~)

現行モデル:4代目 (国内2代目 ’06- F40)

過去モデル:初代 (’89年-’94 F10) / 2代目 (’94-’00 F20) / 3代目 (国内初代 ’00-’06 F30)

スポーツ

レクサス LC (2017~)

現行モデル:初代 (’17-)

レクサス RC (2014~)

現行モデル:初代 (’14- AVC10/GSC10)

レクサス RC F (2014~)

現行モデル:(’14- USC10)

レクサスの過去販売車種

レクサス SC

初代 (’91年-’01 JZZ3#/UZZ3#) / 2代目 (国内初代 ’01-’10 UZZ40)

その他

レクサス LFA (’10 LFA10)

レクサスの概要

レクサスはトヨタ自動車の高級ブランドで、開発・設計は独立した社内部門であるレクサスインターナショナルにて行われています。当初は北米市場をメインとする海外のみで展開されたものの、現在は日本国内でも展開されています。ブランドマークは「LEXUS」で、ブランドシンボルは楕円の枠内に頭文字のLを描いたものとなっています。

事業内容は高級乗用車の製造・販売で、輸出は北米のほか欧州や中東、東アジア、オセアニアにも行われています。

レクサスインターナショナルの概要

設立:1989年(平成元年)
設立時の名称:レクサス本部
代表者:福市得雄(トヨタ自動車専務役員)
販売台数:国内向け5万2,149台、グローバル:67万7,615台(2016年度)

■ランドビジョン

・時代を先取りし、新たな驚きを創造することをクルマづくりの信念とする。
・機能を感性に、パフォーマンスを限りない情熱に、技術を創造力に、昇華する。
・人と社会の未来を描き、世界に興奮と変化をもたらす革新をデザインする。

レクサスの沿革

1989年:第一弾としてLSとESを発売

1989年、レクサス本部により開発されたプレミアムセダン「LS」と、国内専用車であったアッパーミディアムモデル「トヨタ・カムリプロミネント/ビスタ」のバッジエンジニアリング「ES」が、アメリカをはじめとする海外市場向けにリリースされました。主力であったLSは、「メルセデスベンツ・Sクラス」や「BMW・7シリーズ」と競合するモデルでした。

ボディタイプはプレスドア採用の4ドアセダンで、ディメンションは全長5,005mm×全幅1,830mm×全高1,440mm、ホイールベース2,815mmでした。駆動方式はFR、エンジンは4L V8DOHC(最高出力245ps/最大トルク35.7kgm)で、トランスミッションは4速トルコン式ATが組み合わせられました。サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン式で、エアスプリング装着車も設定されました。

LSは、特に北米市場では優れた品質や快適性などが高く評価され、商業的成功を収めました。一方、レクサス・ブランドの立ち上げが行われなかった日本国内では、「トヨタ・セルシオ」として発売されました。

1990年代:クーペやSUVなどもリリース

次いで1991年、レクサス・ブランド初の2ドアクーペとなる「SC」が発売されました。ボディサイズは全長4,850mm×全幅1,790mm×全高1,340mmとLSよりも一回り小さく、室内は2+2仕様となっていました。駆動方式はFRで、エンジンは3L直6DOHC(最高出力245ps/最大トルク35.7kgm)が搭載されました。

サスペンションは電子制御式で、世界初の後輪操舵システム「アクティブ4WS」が採用されました。日本国内においては、「トヨタ・ソアラ」の車名で発売されました。続いて1993年、LSの下位に位置するEセグメントセダン「GS」が発売されました。すでに国内で販売されていた「トヨタ・アリスト」のレクサス版で、ボディ・ディメンションは全長4,965mm×全幅1,795mm×全高1,425mm、ホイールベース2,780mmのEセグメントサイズでした。

パワートレインは、3L直6DOHCエンジン(最高出力212ps)と4速トルコン式ATの組み合わせが搭載されました。次いで1996年、レクサス・ブランド初のSUVとなる「LX」が発売されました。「トヨタ・ランドクルーザー(80系)」をベースに内外装などを手直ししたもので、ラダーフレーム式シャシーや4輪コイル・リジッド式サスペンションなどの基本メカニズムは踏襲されました。

5ドアボディのディメンションは全長4,820mm×全幅1,930mm×全高1,850mmで、駆動方式はフルタイム4WD、エンジンはランドクルーザー譲りの4.5L直6(最高出力212ps)が搭載されました。次いで1998年、新型クロスオーバーSUV「RX」が発売されました。前年に国内販売が開始された「ハリアー」をベースに仕様を一部変更したもので、高級クロスオーバーSUVの先駆け的存在となりました。

ボディサイズは全長4,580mm×全幅1,815mm×全高1,660mmで、駆動方式はフルタイム4WDのほかFFも設定されました。エンジンは3L V6DOHC(最高出力201ps/223ps)で、トランスミッションは4速トルコン式ATが組み合わせられました。RXは北米市場で大ヒット、それに触発された他のメーカーから続々とフォロワーが登場するなど、業界に大きな影響を与えました。

続いて翌1999年、ヨーロッパ市場においてレクサス・ブランドのエントリーモデルとなるDセグメントセダン「IS」が発売されました。ボディサイズはレクサス車最小の全長4,400mm×全幅1,720mm×全高1,420mmで、駆動方式はFR、エンジンは2L直4DOHC(最高出力155ps/最大トルク19.9kgm)が搭載されました。ISは、ヨーロッパ市場で商業的に成功を収めた初のレクサス車となりました。なお、国内においては「トヨタ・アルテッツァ」として発売されました。

2000年代:日本国内でのブランド展開を開始

次いで2001年に、ISに3L V6DOHCエンジン搭載車が追加されるとともに、北米での販売が開始されました。次いで2002年、SCにフルモデルチェンジが実施されるとともに、ボディタイプが電動リトラクタブルハードトップが備わるクーペカブリオレに変更されました。レクサス・ブランドのオープンモデルは、このモデルが初でした。

続いて2002年、大型SUV「GX」が発売されました。「トヨタ・ランドクルーザープラド(120系)」5ドア車をベースに内外装を上質に仕立て直したモデルで、ボディサイズは若干大きい全長4,780mm×全幅1,880mm×全高1,895mmとなっていました。駆動方式は全車フルタイム4WDで、エンジンは上級モデルLX譲りの4.7L V8DOHC(最高出力238ps/最大トルク44.3kgm)が搭載されました。

そして翌2003年2月、日本国内においてもレクサス・ブランドが展開されることが発表され、追って5月に東京・高輪のレクサス第一号店が公開されました。その後2005年8月に国内向けレクサス車第一弾としてGS(3代目)およびSC(2代目)が、追って9月にIS(2代目)が発売されました。搭載エンジンは、GSが3.5L V6DOHC(最高出力315ps)および4.3L V8DOHC(最高出力280ps)、SCがGSと同一の4.3L V8、ISが2.5L V6DOHC(最高出力215ps)および3.5L V6DOHC(最高出力318ps)でした。

これらのモデルの発売と同時に、トヨタ・ブランドで販売されていたアリスト/ソアラ/アルテッツァは廃止されました。次いで2006年3月、GSにレクサス・ブランド初のハイブリッドモデルとなる「450h」が追加されました。バイブリッドシステムは、2段変速式リダクション機構付きスプリット型の「THSⅡ」(システム最高出力345ps)が搭載されました。

また、ミリ波レーダーによる予防安全システム「ドライバーモニター付きプリクラッシュセーフティシステム」が採用されたことも特徴でした。続いて同年9月、フラッグシップモデルLS(4代目)が国内デビューを飾るとともに、セルシオは廃止されました。ボディディメンションは全長5,030mm×全幅1,875mm×全高1,465mm、ホイールベース2,970mmとセルシオより一回り大きく、足回りは4輪マルチリンク式+電子制御エアサスペンションが採用されました。

パワートレインは、4.6L V8DOHC(最高出力385ps/最大トルク51kgm)と8速トルコン式ATの組み合わせが搭載されました。装備面では、車両安定化制御システム「VDIM」や予防安全システム「プリクラッシュセーフティシステム」、全車速追従型の「レーダークルーズコントロール」、世界初の「酸素濃度コンディショナー」などの採用がトピックでした。

次いで2008年11月、RX(3代目)の国内販売が開始されました。ボディサイズはトヨタ・ハリアーよりも一回り大きい全長4,770mm×全幅1,885mm×全高1,690mmで、パワートレインは3.5L V6ガソリンとハイブリッドシステムが用意されました。続いて2009年7月、レクサス・ブランド初のハイブリッド専用車となる「HS250h」が発売されました。

ボディタイプは4ドアセダンで、ディメンションは全長4,700mm×全幅1,785mm×全高1,505mmでした。駆動方式はFFで、ハイブリッドユニットはアトキンソンサイクル採用2.4Lガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせが搭載されました。次いで2009年10月に開催された東京モーターショーにおいて、レクサス・ブランド初のスーパースポーツ「LFA」の市販バージョンが世界初公開されました。

ボディタイプはフィクスドヘッドクーペで、ディメンションは全長4,505mm×全幅1,895mm×全高1,220mm、車両重量はカーボン素材の多用により1,480kgに抑えられていました。駆動方式はFRで、前後重量配分を最適化するためフロントミッドシップレイアウトが採用されました。パワートレインは、新開発の4.8L V10DOHCエンジン(最高出力560ps/最大トルク48.9kgm)とシングルクラッチ式ATの6速ASGが搭載されました。

パフォーマンスは、最高速度326km/h・0-100km/h加速3.7sを誇りました。また、サスペンション形式はフロントにダブルウィッシュボーン式、リアにマルチリンク式が採用されました。全世界500台の限定販売で、日本国内での販売価格は国産量産車として最も高価な3,750万円に設定されました。

2010年代:スピンドルグリルを導入

次いで2011年1月、新型ハイブリッドカー「CT200h」が発売されました。ボディタイプはレクサス・ブランド初の5ドアハッチバックで、ディメンションは全長4,320mm×全幅1,765mm×全高1,460mmという同ブランド最小のものとなっていました。駆動方式はFFで、ハイブリッドシステムは「トヨタ・プリウス」譲りの1.8Lガソリンエンジン+電気モーターが搭載されました。

続いて2011年8月、アメリカで新型GSが公開されました。「スピンドルグリル」と呼ばれる押し出しの効いたフロントグリルの採用が特徴で、以降レクサス・ブランドのアイデンティティとして定着することとなりました。追って翌2012年1月に、V6ガソリンエンジン搭載のGS250/350の国内販売が開始されました。次いで同年6月にトヨタ自動車の社内組織改編が実施され、レクサス本部がレクサスインターナショナルに改組されました。

次いで2013年5月、ISにフルモデルチェンジが実施され、スピンドルグリルが採用されるとともに、新たに2.5Lガソリンエンジン+電気モーターによるハイブリッドシステムを搭載するグレード「300h」が追加されました。続いて2014年7月、新型クロスオーバーSUV「NX」が発売されました。レクサス・ブランドのSUVとして最小の全長4,630mm×全幅1,845mm×全高1,645mmのボディながら、存在感の強いアグレッシブなスタイリングを備えていました。

パワートレインは、2.5L直4エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドのほか、レクサス車初のターボエンジンとなる2L直4直噴ガソリンターボ(最高出力238ps/最大トルク35.7kgm)が設定されました。追って同年10月には、新型クーペ「RC/RC F」が発売されました。初代SC以来となる久々の2ドアクーペで、車体上下に流れる気流を利用して操縦性を最適化する「空力操安」の思想を取り入れたスタイリングが採用されました。

ボディサイズは全長4,695mm×全幅1,840mm×全高1,395mmで、パワートレインはRCには3.5L V6ガソリンエンジンと2.4L直4エンジン+電気モーターによるハイブリッドシステムが、サーキット走行も可能なハイパフォーマンス版RC Fには新開発の5L V8ガソリンエンジン(最高出力477ps/最大トルク54kgm)が搭載されました。

追って翌11月、「歩行者検知機能付き衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ」「レーンディパーチャーアラート」「オートマチックハイビーム」「レーダークルーズコントロール」の4つの機能から構成される予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」が発表されました。次いで2015年10月、RXにフルモデルチェンジが実施され、通算4代目(国内では通算2代目)となりました。

パワートレインは2L直噴ガソリンターボと3.5Lガソリンエンジン+電気モーターによるハイブリッドの2種類で、後者の4WD車には後輪をモーターで駆動する「E-Four」が採用されました。また、安全装備面では前述のLexus Safety System+に加え、レクサス初の「インテリジェントクリアランスソナー」や「リアクロストラフィックオートブレーキ」などが用意されました。

さらに翌11月には、サーキット走行を視野に入れて開発された高性能スポーツセダン「GS F」が発売されました。GSをベースとしながら、ボディの高剛性化や専用エクステリアにより差別化が図られていました。パワートレインは、RC Fと共通の5L V8エンジンと8速トルコン式ATの組み合わせが搭載されました。

次いで2017年3月、新型ラグジュアリークーペ「LC」が発売されました。新開発のプラットフォームに架装されるボディは、軽量化のためマルチマテリアル化が実施されるとともに、エレガントなスタイリングが追求されていました。ディメンションは、全長4,770mm×全幅1,920mm×全高1,345mm、ホイールベース2,870mmでした。

駆動方式はフロントミッドシップ方式採用のFRで、パワートレインはRC F/GS F譲りの5L V8ガソリンのほか、世界初の「マルチステージハイブリッドシステム」が用意されました。