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日産 ローレル (2代目 1972-1977):ボディを拡大しエンジンラインナップも拡充 [C130]

日産 ローレル 2ドアハードトップ 1972

1968年に「ブルーバード」と「セドリック」の間を埋めるハイオーナーカーとしてデビューした「ローレル」は、1972年4月に初のフルモデルチェンジが実施され、2代目C130型に移行しました。ボディサイズが先代から一回り拡大され居住性が向上すると共に、エンジンラインナップの拡充が図られました。又、強化された排出ガス規制への適合が順次図られました。

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エンジンは当初2系統を用意

ボディタイプは先代同様4ドアセダンと2ドアハードトップがラインナップされ、スタイリングは直線基調のプレーンなものから、曲線的かつ抑揚の激しいフォルムに変貌しました。ボディサイズは全長4,500mm×全幅1,670mm×全高1,405~1,415mmで、先代から全長が195mm、全幅が65mm拡大されました。又、ホイールベースも50mm延長され2,670mmとなりました。

日産 ローレル セダン 1972

サスペンション形式は、ハードトップはフロント:マクファーソンストラット式/リア:セミトレーリングアーム式を踏襲した一方で、セダンはリアがリジッド・リーフ式に変更されました。駆動方式はFRを踏襲し、エンジンはプリンス系の直4SOHCユニットG型に加え、新たに日産系の直6SOHCユニットL型が用意されました。

日産 ローレル セダン 1972

当初のラインナップは、1.8LのG18型シングルキャブレター仕様(最高出力100ps/最大トルク15kgm)、2LのG20型シングルキャブレター仕様(最高出力110ps/最大トルク16.5kgm)及びSUツインキャブレター仕様(最高出力125ps/最大トルク17.5kgm)、同じく2LのL20型シングルキャブレター仕様(最高出力115ps/最大トルク16.5kgm)及びSUツインキャブレター仕様(最高出力125ps/最大トルク17.5kgm)でした。

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日産ローレルSGX (1973 昭和48年)の動画

排ガス規制対応と同時にエンジンラインナップを整理

日産 ローレル 2ドアハードトップ 1972

トランスミッションは、4速/5速MTと3速トルコン式ATが設定されました。そして1973年10月に2.6L直6SOHCのL26型エンジン(最高出力140ps/最大トルク22kgm)を搭載する「2600SGL」が追加され、1975年9月には2600SGLに代わり昭和50年排出ガス規制に適合した2.8L直6SOHCのL28型エンジン(最高出力140ps/最大トルク22.5kgm)を搭載する「2800SGL」が設定されました。

日産 ローレル 2ドアハードトップ 1972

更に翌10月、L20型ツインキャブレター仕様エンジンが昭和50年排出ガス規制に適合した電子燃料噴射仕様のL20E型エンジン(最高出力130ps/最大トルク17.5kgm)に置換されると共に、新たに昭和50年排出ガス規制に適合したL18型エンジン(最高出力105ps/最大トルク15kgm)が設定されました。それと同時に、G18/G20型エンジンはカタログ落ちしました。

日産 ローレル 2ドアハードトップ 1974

次いで翌1976年2月にL20E型エンジンが、追って同年6月にL18/L20型エンジンが昭和51年排出ガス規制に適合しました。そして1977年1月にフルモデルチェンジが実施され、3代目C230型に移行しました。

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