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日産 ローレル (8代目 1997-2003):スタイリングを一新し居住性向上を図ったラストモデル [C35]

1968年に「ブルーバード」と「セドリック」の間を埋めるハイオーナーカーとしてデビューした「ローレル」は、1997年6月に7度目のフルモデルチェンジが実施され、8代目C35型に移行しました。基本メカニズムは先代譲りとなる一方でスタイリングは一新され、更に居住性の向上や安全・快適装備の強化が図られました。

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全車にABSを標準装備

ボディタイプは先代同様4ドアピラードハードトップで、スタイリングはそれまでのボクシーなイメージから一転し、曲線基調の流麗なフォルムに変貌しました。ボディサイズは全長4,745~4,765mm×全幅1,730mm×全高1,400mmで、先代から全長・全幅・全高共に拡大された一方、ホイールベースは2,720mmで不変でした。

サスペンション形式はフロント:ストラット式/リア:マルチリンク式が踏襲され、駆動方式も先代同様FRとフルタイム4WDが設定されました。エンジンは、ガソリンは2L直6DOHC NAのRB20DE型(最高出力155ps/最大トルク19kgm)、2.5L直6DOHC NAのRB25DE型(最高出力200ps/最大トルク26kgm)、同ターボのRB25DET型(最高出力235ps/最大トルク28kgm)の3種類が用意されました。

又、引き続き2.8L直6SOHCディーゼルのRD28型(最高出力100ps/最大トルク18.2kgm)も用意されました。トランスミッションは5速MTと5速トルコン式ATが廃止され、4速トルコン式ATに一本化されました。安全装備面ではSRSデュアルエアバッグシステムに加え、新たにABSが全車に標準装備されました。

当初のグレード体系は、下から「グランドサルーン」「クラブS」「メダリスト」「25クラブS」「25メダリスト」「25メダリストSタイプX」「25メダリストJ FOUR」「25メダリストV」「25メダリストFOUR」「25クラブSターボタイプX」「25クラブSターボタイプX SUPER HICAS(4WS)・リヤスポイラー装着車」「25メダリストVターボ」がラインナップされました。

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エンジンを改良

そして1998年9月にRB25DET型エンジンに可変バルブタイミング機構が採用され、アウトプットが最高出力280ps/最大トルク34kgmに向上しました。同時に、2.5L車のATがマニュアルモード付の改良型「デュアルマチックM-ATx」に変更されました。次いで1999年1月、RB20DE型エンジンがリーンバーン仕様に変更されました(スペックは変更無し)。

続いて同年8月のマイナーチェンジで内外装デザインが変更されると共に、全車にブレーキアシストが標準装備されました。同時に、ディーゼル車のエンジンが電子燃料噴射仕様のRD28E型(スペックは変更無し)に置換された他、ガソリン車に上級グレード「メダリストプレミア」シリーズが追加されました。

そして2003年1月を持って販売終了となり、ローレル34年の歴史に幕を下ろしました。後継車種として、翌2月に「ティアナ」がリリースされました。

ローレル クラブS (C35)の口コミ評価/インプレッション

結婚したら家族も増えるので妥協してワゴンタイプのファミリーカーを探す予定だったのですが…とてもひかれた車に出会ってしまい、何とか彼女を説得し購入する事ができました。車種は日産のローレルでクラブS、色はブラックです。初めて見た瞬間これしかない、今を逃せば絶対にもう手に入らないと思いました。

燃費はよくなかったのですが、それも承知で購入しました。車が手元にくるまでの毎日が待ちきれない程嬉しかったです。車の引き渡しの日に彼女を連れて電車で取りにいった時の事を今でもはっきりと覚えています。「偉そうな車は嫌だ」と彼女はずっと言っていましたが…きてからは毎日のように運転するのが楽しみでたくさんの思い出があります。会社もずっと電車通勤でしたが申請して車通勤に変えました。

時には用事もないのにあてのないドライブにでた事もありました。色がブラックなので汚れが目立つので頻繁に洗車、ワックスをしなければいけません。それも楽しみの一つです。結婚してから子供も授かり家族で旅行に行った事が一番の思い出です。子供が物心ついた頃には私に似たのか「パパの車一番かっこいい」と言ってくれるようになりました。

車やバイクなど乗り物が好きでしたのでやっぱり自分なりにこだわりがあります。ホイールを変えたりスモークを貼ったり内装をかっこよく変えたりなど、お金を気にせずに自分の好みに仕上げていきました。そうする事で同じ車種であっても世界でたった一つの自分だけの車が出来上がるのだと私は思います。

一度エンジンの警告ランプが点灯しディーラーにもっていったら修理に50万円程かかると言われましたが乗り換える事なく迷わず修理しました。現在の走行距離は約10万キロ超えです。車の寿命で考えるともうそろそろなのですが本当に動かなくなるまで乗り続けると思います。

世の中たくさんの車種がでてきていますが私はやっぱり今の車が一番気に入っています。何十年後に周りがどういう車社会になっているかは分かりませんが出来れば生涯乗り続けていたいです。皆さんもそれほど思い入れれるような車に出会えたらと心から願っています。

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