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ホンダ 新型フィット/ハイブリッドの値引き/納期
(2018年4月2日更新)
ホンダのコンパクトハッチバック「フィット/フィット ハイブリッド」は、2013年9月に6年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施し、現行型となりました。ワンモーションフォルムのスタイリングや、センタータンクレイアウトなどの初代からの特徴を継承しつつ、全面的にリニューアルされています。
ホンダ 新型フィット/ハイブリッドの値引き相場
- オプション含む平均値引き相場:18万円
- 車両本体の値引き目標額:17万円
発売当初はフィットに待望のEV走行を備えたハイブリッド追加という事で爆発的な人気を誇りましたが、その後のリコール連発でやや落ち着きました。リコールが収まった後は優れたパッケージングにフルハイブリッドの魅力も加わり、販売台数も上位をキープしています。
ホンダ 新型フィット/ハイブリッドの値引き難易度:C
(A:甘い ~ E:厳しい)
リコール問題で若干のトーンダウンはあったものの、コンパクトクラスではアクアとフィットの二択であり、値引きは標準レベル。値引き重視なら大幅値引きも期待できるアクアも検討対象に入れましょう。
ホンダ 新型フィット/ハイブリッドの納期:標準
- 納期:1ヵ月~2ヵ月
新型フィットはコンパクトカーで安定した人気を誇るクルマですが、納期に関しては一般的と言えます。納車を急ぐ場合は色やグレードを売れ筋モデルにすれば、納期を早めることも可能です。
新型フィットの値引き相場がわかったら、次にすべき事
「新型フィットの値引き相場がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握しておかずに商談に入ると、新型フィットの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずはかんたん査定ガイドなど、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【65万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
かんたん査定ガイドなら簡単な入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる 新型フィットを見に行って下取り査定を受ける前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
フィット/ハイブリッドの価格/グレード/オプション/実燃費を解説
フィット/ハイブリッドのグレード別 新車価格
ハイブリッド(税込)
グレード | 2WD | 4WD |
HYBRID・S Honda SENSING | 2,205,360円 | 2,367,360円 |
HYBRID・L Honda SENSING | 2,079,000円 | 2,241,000円 |
HYBRID・F | 1,815,480円 | 2,009,880円 |
HYBRID | 1,699,920円 | 1,894,320円 |
ガソリン FF 2WD(税込、注記なしはCVT)
グレード | 2WD | 4WD |
RS・Honda SENSING | 2,050,920円 | – |
RS・Honda SENSING(6MT) | 2,050,920円 | – |
15XL・Honda SENSING | 1,853,280円 | 2,015,280円 |
13G・S Honda SENSING | 1,790,640円 | 1,985,040円 |
13G・L Honda SENSING | 1,653,480円 | 1,847,880円 |
13G・F(5MT) | 1,428,840円 | 1,623,240円 |
※価格は2017年6/29現在のメーカー小売希望価格(税込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
フィット/ハイブリッドの見積り例
- グレード:HYBRID・L Honda SENSING
- カラー:ルナシルバー・メタリック
- メーカーオプション:Hondaインターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器(ナビゲーション連動)
- ディーラーオプション:ロアカーペットマット(スタンダード) ブラック CVT/7AT車用、ドアバイザー フロント・リア用 左右4枚セット
車両本体価格 (メーカーオプション込) |
2,290,680円 |
ディーラーオプション | 39,679円 |
諸費用 | 112,410円 |
お支払い総額 | 2,442,769円 |
値引きを14万円+端数カットしてもらった場合、支払額は230万円となります。
※価格は2017年9/28現在のメーカー小売希望価格(税込)を元にメーカー公式サイトの見積もりサービスを利用して計算しています。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
パワートレイン
パワーユニットはハイブリッド(1.5L+モーター)、1.5Lガソリン、1.3Lガソリンの3種類。4WDは各パワートレインに準備されています。
トランスミッションは、ハイブリッド車が7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)、ガソリン車がCVTとなります。マニュアルトランスミッションは、ガソリンのスポーツモデル「RS」に6MTが、「13G・F」に5MTが設定されています。
ハイブリッドシステムは、先代フィットに採用されていたマイルドハイブリッドではなく、モーター走行モードを備えるフルハイブリッドとなり、アクアの独壇場を崩しました。
ハイブリッド車に組み合わされるトランスミッションは日本車ではあまり採用例の少ないDCTとなっています。発売当初はセッティングの時間が短かったからか不具合が多く報告され、リコールを連発しました。その後は改良を加えリコールに至る不具合は収まったようです。
ハイブリッドとガソリンエンジン、どちらを選択するか
フィットの場合、まずハイブリッドとガソリン、どちらを選ぶかが大きなポイントだと思います。ハイブリッドのEV走行モードは初めてだと楽しいものです。
ただ、1.3Lのガソリンエンジンを選択しても実用面で困るほどのアンダーパワーではなく、実燃費も良いので日常で大きな差を感じることは少ないと思います。
グレード構成
基本的なグレード構成はパドルシフトを装備したスポーティーな上級グレードの「S」、上級グレードの「L」、お買い得グレードの「F」、の4グレード。ハイブリッドと1.3Lガソリンがこのグレード構成ですが、1.5Lガソリンエンジンには「15XL」とスポーツモデルの「RS」があります。
パワートレインの豊富さ、スポーティーな「RS」などスポーツモデルやMTも選べるなど、ホンダの基幹車種として選択肢が豊富になっています。
フィット/ハイブリッドのオプション、おすすめは?
Honda インターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器
メーカーオプションのナビ、リンクアップフリー(通信機能)、ETC車載器、リアカメラがセットになっています。価格は232,200円(税込)とカー用品店で安いナビを買うより少し割高感はありますが、純正のメーカーオプションだけあって収まりが良く、多機能なので予算が許せば装着したいオプションです。主な機能は以下の通りです。
基本性能基本性能
・高精細7インチワイドディスプレイ・リアワイドカメラ(3ビュー切り替え式)・ETC車載器(ナビゲーション連動)・Bluetooth®対応ハンズフリーテレホン機能・ナビ・オーディオリモートコントロール+音声認識
ナビゲーション機能
・インターナビ・ルート・リンクアップフリー・VICS FM多重レシーバー・3Dマップ/リアル高速入口拡大図・ECO情報表示機能・インターナビ 警告灯サポート・安全運転コーチング・Turn by Turn 表示
オーディオ&ビジュアル機能
・TV〈12セグ/ワンセグ〉・DVD/CDプレーヤー・AM/FMチューナー・4スピーカ ー・HDMI入力端子・USBジャック(2ヵ所)・Bluetooth対応
また、「Apple CarPlay」に対応しており、音楽の再生や通話など、iPhoneの様々な機能をナビ画面や音声で操作できます。
Apple CarPlay でできること
・iPhone内の音楽再生 ・ハンズフリー通話 ・マップアプリケーションの地図表示とルート案内 ・メッセージの作成/読み上げ/送受信
クロススタイルパッケージ
トヨタ アクアにはSUVテイストの「Crossover」というグレードがありますが、フィットにはありません。フィットでSUVテイストを味わいたい人のために「クロススタイルパッケージ」というオプションが用意されています。
ロアガーニッシュ フロント/ロアガーニッシュ リア/テールゲートデカール/ボディサイドモール/ホイールアーチ/ロアガーニッシュ サイドの6点がセットになっており、単品価格での合計155,520円(税込)より少しお得な138,240円(税込)となっています。
フィット/ハイブリッドの実燃費(2名乗車時の目安)
ハイブリッド車の実燃費
- 高速道路中心の燃費:23~26km/L
- 郊外・幹線道路の燃費:23~26km/L
- 渋滞のある市街地の燃費:20~24km/L
ガソリン車の実燃費
- 高速道路中心の燃費:20~23km/L
- 郊外・幹線道路の燃費:17~21km/L
- 渋滞のある市街地の燃費:11~14km/L
フィット ハイブリッドはEV走行が可能なフル・ハイブリッド方式を採用。渋滞のある市街地では停止からの走行開始や低速走行で利点が活き、高燃費が期待出来ます。高速道路でも軽いボディと空気抵抗を抑えたデザインで高い燃費性能を発揮します。
ガソリンエンジン車もハイブリッド車程の燃費ではないものの、非常に優れた燃費性能を発揮します。
フィット/ハイブリッドのマイナーチェンジ/特別仕様車/フルモデルチェンジ情報
2013年9月6日 フルモデルチェンジ
3代目となる新型フィットは、世界のコンパクトカーのベンチマークにふさわしいクルマとすべく開発され、初代フィットの設計思想を継承しつつ、パワートレインと車体を完全新設計。居住性、燃費性能、デザイン、走りをに進化させました。
ハイブリッド車は、シンプルな1モーターシステムを採用しつつEV発進を可能にした新ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-DCD」を搭載。走行状況に応じて、EVドライブ/ハイブリッドドライブ/エンジンドライブの3つの走行モードから最も効率の良いモードを自動的に選択。JC08モード36.4km/Lという低燃費とレスポンスの良い走りを実現。
1.3Lのガソリン車には、低燃費運転と高出力運転を両立した新開発エンジンを採用。クラストップレベルとなるJC08モード26.0km/Lを実現。1.5Lのガソリン車は、Honda独自の直噴技術によりハイパワーで爽快なドライビングフィールを実現しました。
プラットフォームは、Honda独自のパッケージ技術「センタータンクレイアウト」を進化。圧倒的な室内空間を確保しつつ大幅な軽量化を実現。FUNな走りと低燃費に貢献しています。
2015年12月17日 コンフォートエディション追加
2015年12月17日に特別仕様車「COMFORT EDITION(コンフォートエディション)」が追加されました。「HYBRID」と「13G」の快適装備をさらに充実。専用色のボディーカラーが3種類用意されています。
コンフォートエディションの主な特別装備
HYBRID特別仕様車はHYBRID・Fパッケージ、13G特別仕様車は13G・Fパッケージの内容に加え、以下の装備を採用しています。
- 360°スーパーUV・IRカット パッケージ
- 運転席&助手席シートヒーター
- アームレスト付センターコンソールボックス(アクセサリーソケット<DC12V>付)※1
- ボディーカラーに3色の特別仕様車専用色(プレミアムクリスタルレッド・メタリック、プレミアムピンク・パール、プレミアムディープモカ・パール)を設定
※1 13G Fパッケージ コンフォートエディションでは特別装備として採用、HYBRID Fパッケージ コンフォートエディションでは、Fパッケージとして標準装備
追記:2017年6月30日のマイナーチェンジで廃止
2016年9月9日 特別仕様車 ファインエディション追加
13G 特別仕様車 Fパッケージ ファインエディション
(13G・Fパッケージの装備に加えて)
- ナビ装着用スペシャルパッケージ
- アームレスト付センターコンソールボックス(アクセサリーソケット<DC12V>付)
13G 特別仕様車 Lパッケージ ファインエディション
(13G・Lパッケージの装備に加えて)
- ナビ装着用スペシャルパッケージ
- コンビシート(プライムスムース×ファブリック)&専用インテリア
- リアセンターアームレスト
追記:2017年6月30日のマイナーチェンジで廃止
2017年6月30日 マイナーチェンジ実施
2017年6月30日、ホンダフィットは現行モデル初のマイナーチェンジを実施しました。内外装のリファインや先進安全技術「Honda SENSING」の採用など充実したマイナーチェンジとなっています。
主な変更点
Honda SENSINGの採用
- 先進の安全運転支援システム、Honda SENSINGの全8機能をガソリンモデル、ハイブリッドモデルともに採用(タイプ別設定)。ミリ波レーダーと単眼カメラによる車両前方の状況認識と、ブレーキ、ステアリングの制御技術とが協調し、安心・快適な運転や事故回避を支援します。
- 自動ブレーキ、誤発進抑制機能などの衝突回避支援機能に加え、車線の中央に沿った走行をアシストするステアリング制御「LKAS<車線維持支援システム>」や、アクセルペダルから足を離しても、前走車との車間距離を適切に保つ「ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>」など、ドライバーの負担を軽減し、快適な運転をサポートする機能も充実。
エクステリアデザインを刷新
-
前後バンパーのデザインを変更し、低重心でワイドな外観に仕上げたほか、インラインタイプのLEDヘッドライト(タイプ別設定)を採用。 - HYBRID・S Honda SENSING、RS・Honda SENSING、13G・S Honda SENSINGには、張り出し感のある専用のバンパーや、大型テールゲートスポイラー、サイドシルガーニッシュなどを採用。
- ボディーカラーには、「ルージュアメジスト・メタリック」をはじめとする新開発の3色を追加するなど、全12色の多彩なラインアップを設定。
インテリアの質感強化と快適装備の採用
-
上質感にこだわったHYBRID・L Honda SENSINGには、本革のような風合いや肌触りの素材を使用した「プレミアムブラウン・インテリア」を設定するなど、各タイプのキャラクターを際立たせるインテリアカラーを用意。プレミアムブラウン・インテリアは、シートやステアリングホイール、ドアパネルパッドなど、随所にブラウンを配色し、統一感のあるカラーコーディネートで、落ち着いた心地良い空間を演出。 - iPhoneやAndroidなどのスマートフォンをUSBで接続し、音楽再生や通話、マップアプリケーションの操作などを、ナビ画面や音声で行える「Apple CarPlay」「Android Auto」に新たに対応。(タイプ別設定)
静粛性、乗り心地の向上
- 遮音機能付きフロントウインドウガラス(タイプ別設定)の採用で静粛性を向上。ボディー剛性の強化やサスペンションダンパーの減衰特性の最適化などにより、上質な乗り心地を実現。
走りと燃費性能を進化させたパワートレイン
- ガソリンモデルに採用の1.3L アトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンと1.5L 直噴 DOHC i-VTECエンジン、そしてハイブリッドモデルに採用している「SPORT HYBRID(スポーツハイブリッド) i-DCD」のいずれのパワートレインも、それぞれの特性を活かし、きめ細かなチューニングを実施。ハイブリッドモデルにおいては37.2km/L(JC08モード、HYBRID(FF))の低燃費を実現。
- エンジンの燃焼技術の向上やフリクションの低減などに加え、フロントピラーやフロントバンパースポイラー形状の最適化など、細部にわたり空力を考慮した形状変更を施し、燃費性能を向上。
ホンダ フィット/ハイブリッドの競合はコレ!
フィットを安く購入する為には、前もって競合車種の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
日産 ノート/ハイブリッド

日産 ノート e-power 2016
フルハイブリッドをラインナップするフィット、アクア、優秀な新世代ディーゼルをラインナップするデミオに対し、地味な存在だった日産ノート。しかし、マイナーチェンジにより、待望のハイブリッドシステム「e-POWER」をラインナップに加え、月間販売台数がトップになるなど人気となっています。
「e-POWER」はフィット・アクアのハイブリッドと大きく異なり、走行するための動力をモーターのみで供給、エンジンは発電のみを担当することです。これにより日産リーフに通じる電気自動車のようなフィーリングが最大の特徴です。
システム自体はまだ第一弾という事もあり、燃費面やコストなど課題もありますが、これまでのフルハイブリッドとは全く異なるシステムとなり話題を集めています。
トヨタ アクア
フィット ハイブリッドの最有力のライバルと言えるのがトヨタ アクアです。言わずと知れたトヨタのコンパクト・ハイブリッドで、モデル末期ながらもトップクラスの販売台数を誇ります。
マイナーチェンジにより内装の質感向上やヘッドランプ・テールランプのデザインを変更するなど改良を施していますが、発売から期間も経過しているので、新鮮味という部分では薄れつつあります。
フィットが室内の広さに拘り、広い後席空間を持つのに対して、アクアは燃費を優先すべくボディ後端を絞り込み、ミニマムな後席空間となっています。後席に人を乗せる機会の多い人は、違いを実車で確認しましょう。
値引き額も徐々にこなれてきているので、フィットと競合させる事で大きな値引き額を引き出しましょう。
- 関連:アクアの値引き相場
マツダ デミオ
フィットやアクアのようにハイブリッドではなくディーゼルエンジンで低燃費を目指したデミオもライバルと言えます。また、内外装の質感が高く、ワンクラス上のクルマに乗っているような感覚があります。
最近のマツダ車のトレンドに習い、大規模なマイナーチェンジのタイミング以外にも年次改良を続け、モデルイヤー毎に問題点の解決に取り組んでいます。
また、アクアと同様にデミオも後席空間はミニマムなので、実車で確認をしましょう。
デミオの値引きは大きくないのが現状ですが、フィットと競合させて出来るだけ大きな金額を引き出したいところです。
ホンダ フィット/ハイブリッド 強みと弱み/総合評価
フィットの値引きを引き出すにあたっては、上記のノート、アクア、デミオの見積もりを事前に入手してから臨みましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、フィットの値引きを引き出し易くなります。
フィット/ハイブリッドの強みは?
優れたパッケージングによる居住性
センタータンク・レイアウトをはじめとする徹底した居住性の確保によって、ライバルであるアクア、デミオと比べると、後席の居住性は大きく勝ります。
アクア、デミオとの後席居住性は全く違いますので、後席に人を乗せる機会の多い人は、ぜひ実車で確認しましょう。
ハイブリッドシステムと7速DCTによる走りと燃費
先代のフィット・ハイブリッドは「マイルド・ハイブリッド」と呼ばれるEVモードのないタイプで、トヨタのハイブリッド車のようなEVモードがなく、「あー。ハイブリッド車に乗っているな~」という感覚がありませんでしたが、今回のモデルからプリウス・アクア同様にEV走行モードのある方式に変更になりました。
また、ハイブリッド車のトランスミッションは欧州で主流となりつつある7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)となり、伝達ロスが少なくギアチェンジも俊敏な欧州車的なテイストを味わうことが出来ます。(ガソリン車はCVTとなっています。)
フィット/ハイブリッドの弱点は?
特になし
元々コンパクトカー市場で強い人気のあるフィットなので、優れたパッケージングにアクアと同レベルのフルハイブリッドを搭載したことにより、基本的にはフィットの弱点は少ないと言えます。強いて言うならフィットは発売初期に度重なるハイブリッドシステムのリコールを出し発売初期のモデルでは不安もありました。
ただ、現在ではその後に続く発売車種の発売スケジュールを遅らせてまでシステムの改善にかなり大規模に取り組んだようで、新たな不具合の発生は収まったようです。
フィット/ハイブリッドの総合評価
国産コンパクトで最もバランスの取れた一台
ハイブリッドの大家であるトヨタのアクア、モーター駆動+エンジン発電というEV的な進化を遂げた日産 ノートなど、競合の激しいコンパクトカーセグメントにおいて、ホンダ フィットは走行性能、燃費、居住性、スタイリング、質感など多くの点においてライバルより優位に立っており、満足感の高い一台と言えます。
発売当初こそDCTの不具合でリコールが多発しましたが、モデルライフ中盤を超えて殆ど問題はなくなりました。ハイブリッドが話題となりがちですが、ガソリンエンジンでも十分な動力性能を発揮し、日常使用では不足のない足として活躍します。
ホンダは古くからMM思想(マンマキシマム・マシンミニマム)「居住空間は最大に、機械は最小に」にこだわっており、設計の初期段階から居住空間の確保に対して他社にはないこだわりをもっています。その強い思想によって軽自動車市場で人気車種となっているN-BOXもヒットしました。フィットも例にもれずコンパクトカー最大級の居住空間を誇ります。
このコンセプトは同クラスでは燃費性能にこだわり後席を空間を小さめにしたトヨタ アクアや、スタイリングや軽量化にこだわって開発されたマツダ デミオと対照的です。
これらのライバルに対してフィットがスタイリングや燃費で一歩譲るかといえば、そうでもなく、低燃費性能はアクアに肉薄し、スタイリングでもデミオに劣っている印象はありません。フィットは様々な要素が高い次元で結実したホンダ渾身の一台と言えます。
フィット/ハイブリッドの下取り、買取り査定相場を知りたいなら