1980年に初代モデルがデビューしたダイハツの軽ハッチバック車「ミラ」は、2006年12月のフルモデルチェンジにより7代目となり、2011年に低燃費を実現した派生モデル「ミライース」が発売された後も販売が継続されています。発売当初は同社の主力軽乗用車の一つであり、多くのバリエーションが存在したものの、現在はラインナップが大幅に整理されユーザー層を限定して細々と生産が続けられています。
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ムーヴとコンポーネンツを共用
ボディは先代に設定のあった3ドアが廃止されて5ドアに一本化され、ベルトラインが後方に掛けて跳ね上がる躍動的なスタイリングが採用されました。又、先代の「ミラアヴィ」に替わる上級指向のモデルとして、専用デザインのフロントマスクや仕立ての異なる内装を持つ「ミラカスタム」が設定されました。ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,530mm~1,540mmで、先代ミラよりも全高が40mm高くなりました。
プラットフォームは先行して発売されたL175/185型「ムーヴ」と共通で、ホイールベースが先代から100mm延長され2,490mmとなった他、車両重量も先代よりも重い740kg~880kgとなりました。駆動方式は先代同様FFとオンデマンド式4WDが設定され、サスペンション形式も前:マクファーソンストラット式/後:トーションビーム式(FF)・3リンク式(4WD)が踏襲されました。
エンジンは、ムーヴと共通の0.66L直3NAのKF-VE型(最高出力58ps/7,200rpm、最大トルク6.6kgm/4,000rpm)及び同ターボのKF-DET型(最高出力64ps/6,000rpm、最大トルク10.5kgm/3,000rpm)に刷新され、後者はミラカスタムのトップグレード「RS」に設定されました。トランスミッションは、発売当初はグレードごとに5速MT、3速/4速トルコン式AT、CVTと多彩なバリエーションが用意されました。
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主力の座を降りラインナップを整理
又、ミラにアイドリングストップ機構搭載グレードが設定され、当時のガソリン車トップとなる27km/Lの燃費を実現しました。そして2007年12月、旧型のまま販売が継続されていた「ミラバン」が、3ドアボディを持つ新型に切り替えられました。次いで2011年7月、4WD・CVT車のエンジンが低燃費の第2世代KF型に置換され、全車にABSが標準装備された一方で、ミラカスタム「RS」がカタログ落ちし全車NAエンジンとなりました。
そして2013年2月、ミラシリーズの販売の主力が完全にミライースに移行した事に伴いラインナップを大幅に縮小し、セダンの「Xリミテッド」とバンの「TX」のみのグレード体系となり、ミラカスタムは生産終了となりました。更に2014年6月には、「Xリミテッド」のCVT仕様がカタログ落ちし5速MT仕様に一本化されました。
先代モデル:6代目ミラ
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