日産の「スカイラインクロスオーバー」は、2007年に北米でインフィニティブランドの「EX35」としてデビューし、国内では2009年7月にスカイラインシリーズ初のクロスオーバー型派生モデルとして販売が開始されました。同車のセダン/クーペとプラットフォームやパワートレインを共有し、それらと同様にプレミアムモデルとしての位置付けになっています。
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クーペとSUVを融合したボディ
ボディ形状は5ドアステーションワゴンで、スタイリングはクーペとSUVを融合させたスタイリッシュなフォルムを特徴とします。ボディサイズは全長4,635mm×全幅1,800mm×全高1,575~1,600mmで、セダン/クーペよりも全長が短く全高が高いディメンションになっています。プラットフォームは前述の通りセダン/クーペと基本的に共通であるものの、ホイールベースは50mm短い2,800mmに設定されています。
車両重量はセダン/クーペよりも増加し、1,730~1,830kgとなっています。サスペンションは、形式こそセダン/クーペと共通のフロント:ダブルウィッシュボーン式/リア:マルチリンク式となるものの、リアサスペンションは専用に設計されたものが採用されます。駆動方式は、FRとフルタイム4WD「アテーサE-TS」が設定されます。
エンジンは、セダン/クーペにも搭載されるバルブ作動角・リフト量連続可変システム「VVEL」採用の3.7L V6のVQ37VHR型で、スペックは若干低い最高出力330ps/7,000rpm・最大トルク36.8kgm/5,200rpmとなります。トランスミッションは全車マニュアルモード付7速トルコン式ATが組み合わせられる他、アイドリング中の無駄なガソリン消費を抑える「Nアイドル機能」が備わります。
グレード体系は、FR方式のベースグレード「370GT」と4WD方式のベースグレード「370GT FOUR」の他、それぞれに「アラウンドビューモニター」などが装備される上級グレード「タイプP」がラインナップされます。そして2010年11月に一部仕様変更を行い、内装の一部変更やスペアタイヤの廃止が実施された他、ボディカラーに新色が追加されました。
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一部改良で装備が充実
次いで2012年10月に一部改良を実施し、「370GTタイプP」及び「370GT FOURタイプP」の装備が見直され、従来セットオプション扱いだった全車速追従機能付「インテリジェントクルーズコントロール」や「車線逸脱防止支援システム」、「車線逸脱防止システム」、「前方車両接近警報」「インテリジェントブレーキアシスト」などの安全運転支援システムが標準装備されました。
続いて2014年7月の一部改良により、全車に電動ガラスサンルーフとルーフレールが標準装備されました。
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