ホンダ 新型ジェイド/ハイブリッドの値引き/納期/実燃費レポート
2013年にデビューしたホンダのミニバン「ジェイド」は、中国を生産拠点としてまず海外市場に投入され、2015年2月に日本国内でも販売が開始されました。「ストリーム」の実質的な後継モデルにあたり、ミニバンとしては背の低いディメンションを受け継ぎます。又、パワートレインにハイブリッドやダウンサイジングターボを採用し、低燃費を追求した点も特徴となります。
ジェイドは2020年7月31日に販売が終了となりました。ジェイドに相当する車種の新車購入ガイドは以下となりますので参照ください。
新車購入ガイド:【2023最新】フリードの値引き 納期 乗り出し価格
以下の記事はジェイド発売終了前の内容となります。
ホンダ 新型ジェイド/ハイブリッドの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | ~5万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 6~13万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 14~30万円 |
ホンダ 新型ジェイド/ハイブリッドの値引き難易度:B
(A:甘い ~ E:渋い)
ストリームや先代までのオデッセイのように、室内空間の広さよりも走りを重視したステーションワゴンに近いミニバンのジェイド。高さ1,550mmまでの立体駐車場に収まる全高は、その条件で車選びをする人には非常に大きなポイントとなる一方、そうでない人にはステップワゴンのような背の高いミニバンのほうが魅力的に映ります。そうした背景からジェイドの販売台数はあまり伸びておらず、新規モデルの割には値引きも大きい傾向にあります。
新型ジェイド/ハイブリッドの納期:標準
- 納期:1ヵ月~2ヵ月
新型ジェイドの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「新型ジェイド/ハイブリッドの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、新型ジェイド/ハイブリッドの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐ簡単にできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる 新型ジェイド/ハイブリッドを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
ホンダ ジェイドの価格/グレード/実燃費
ホンダ ジェイドのグレード別 新車価格とJC08モード燃費
1.5L直4ターボ(FF、CVT)
タイプ | 乗車定員 | JC08燃費 | 税込価格(円) |
G Honda SENSING | 5人 | 18.0km/L | 2,443,100円 |
RS Honda SENSING | 17.6km/L | 2,605,900円 | |
X Honda SENSING | 6人 | 18.0km/L | 2,799,500円 |
ハイブリッド(1.5L+モーター、FF、7速DCT)
タイプ | 乗車定員 | JC08燃費 | 税込価格(円) |
HYBRID RS Honda SENSING | 5人 | 24.2km/L |
2,952,400円 |
HYBRID X Honda SENSING | 6人 | 3,146,000円 |
※価格は2019年10月13日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
ホンダ ジェイドのグレード選び
ジェイドのパワートレイン
パワーユニットはハイブリッド(1.5L+モーター)、1.5Lターボの2種類。FFのみで4WDは設定がありません。トランスミッションはガソリンエンジンがCVT、ハイブリッドが7速DCTとなります。
ジェイドのグレード構成
基本的なグレード構成はベーシックグレードの「G」、スポーティーな「RS」、6人乗りの「X」の3種類で、「G」はガソリンエンジンのみの設定となっています。
ホンダ ジェイドの実燃費(2名乗車時の目安)
ハイブリッド車の実燃費
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 21~24km/L |
郊外・幹線道路 | 21~24km/L |
市街地 | 18~22km/L |
ガソリン車の実燃費
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 16~18km/L |
郊外・幹線道路 | 14~17km/L |
市街地 | 10~13km/L |
ハイブリッドかガソリンか
デビュー当初はハイブリッドのみでしたが、2015年5月21日に1.5Lガソリンターボの「RS」が追加となり選択肢が広がりました。RSはスポーティーな味付けになっており、ハイブリッドとはまた違った魅力のモデルとなっています。
ホンダ ジェイドのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
2015年5月21日 1.5Lターボ「RS」の追加
これまでハイブリッドのみの設定でしたが、新たに1.5Lターボエンジンを搭載した新グレード「RS」が追加となりました。主な装備の特徴は以下の通りです。
- スムーズな加速と優れた燃費性能を実現する直噴1.5L VTEC TURBOエンジン
- RS専用エクステリア・インテリアデザイン
- スポーティーな走りをもたらすシャシーセッティング
2018年5月18日 マイナーチェンジ実施 2列5人乗りを追加
外装のリファインに加え、2列5人乗りシートの設定がされました。
ホンダ ジェイド/ハイブリッドの値引き交渉に使う競合車
ジェイド/ハイブリッドの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
トヨタ プリウスα
ジェイドとはパッケージングが少し異なりますが、リアがヒンジドアのハイブリッドという点ではプリウスαが近い車種となります。ジェイドよりも3列目がやや広く、車高はジェイドより高く1,550mm制限の立体駐車場には収まりません。
プリウスαもモデル末期に近づいている為、値引きが緩くなりつつあるので、ジェイドとの競合をうまくあおって値引きを引き出しましょう。
トヨタ カローラ フィールダー
5ナンバーサイズのワゴンボディでハイブリッドをラインナップするのは、シャトル以外にはカローラ・フィールダーしかありません。
フィールダーは先日のマイナーチェンジによって、精悍なデザインにフェイスリフトされ、魅力度がアップしています。カローラシリーズ伝統の堅実な作りもあって、安定した人気を誇っています。フィールダーもEV走行モードのあるフル・ハイブリッドでパワートレインは同等と言えます。ライバル車種が少ないクラスなので、ジェイドとの競合を全面に出して、値引きを引き出しましょう。
新車購入ガイド:【2023最新】カローラツーリングの値引き 納期 乗り出し価格
マツダ3 (MAZDA3) ファストバック
ややカテゴリーは違いますが、ジェイドに2列シートが加わったことでMAZDA3も競合として利用出来ます。
MAZDA3はそのマツダの中でも世界的に中核の存在となっており、高い質感だけでなく、豊富なパワートレインの選択肢など、魅力的な一台です。世界的には人気車種であるものの、国内における販売台数は今一つ。モデルライフ初期なので値引きは厳しめですが、ジェイドとの競合によってしっかりと交渉しましょう。
新車購入ガイド:【2023最新】マツダ3の値引き 納期 乗り出し価格
スバル インプレッサ スポーツ
2016年10月にフルモデルチェンジを実施、2016年のカーオブザイヤーを受賞したインプレッサも競合と言えます。
堅実な造りと国内メーカー独自の水平対向エンジンでスバルらしい個性的なモデルとなっています。新世代プラットフォームをベースとしたスバル渾身の開発で、非常に質感の高い走行性能を誇ります。フルモデルチェンジ直後で、先代インプレッサに設定されていたハイブリッドは一旦ラインナップから姿を消しました。
インプレッサの見積もりを利用して、ジェイドの値引きを引き出すのも有効な手段と言えます。
新車購入ガイド:【2023最新】インプレッサの値引き 納期 乗り出し価格
ホンダ ジェイド 強み/弱み/値引き込みの総合評価
ジェイドの値引きを引き出すにあたっては、上記のプリウスα、カローラ フィールダー、MAZDA3、インプレッサ スポーツの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、ジェイドの値引きを引き出し易くなります。また、ジェイド自体も系列の違う販売店で見積もりを取り、競合させることも有効な手段です。
ジェイド/ハイブリッドの強み
立体駐車場に入る全高1,530mm
ジェイドは、現在では他に類をみない全高を抑えたミニバンで、3,4代目のホンダ オデッセイで特徴的だった立体駐車場への入庫を可能としています。
郊外ではあまり意味をなさないかもしれませんが、都市部ではまだ全高1,550mmまでの立体駐車場は多く存在し、ジェイドは駐車スペースを選ばないという利点を持っています。
低全高とリア・ダブルウィッシュボーンサスによる走行性能
ノア/ヴォクシー、ステップワゴンなど背の高い3列シートミニバンが市場の中心となっていますが、ジェイドはそれらと一線を画す低全高のパッケージング。
また、室内に張り出しが大きくなるため敬遠されがちなダブル・ウィッシュボーン・サスペンションをリアに採用。重心の低さと合わせて、ミニバンカテゴリーのクルマとしては貴重な走りを楽しめる一台となっています。
ジェイドの弱点は?
ライバルに対する弱点:3列目の狭さ
低い車高で走行性能を高めるコンセプトの車であるため、ライバルと比較すると3列目の居住性は最低限となっています。3列目もしっかりと座れるミニバンとして見るのは厳しく、あくまでもエマージェンシー用と言えます。
ホンダ ジェイド 値引き込みの総合評価:2.5 (5段階評価)
走りは良いがパッケージングが中途半端
かつて2003年発売の3代目オデッセイが築き上げた「ミニバンなのに低車高で立体駐車場OK」という、日本の首都圏の駐車場事情に合わせたヒットから10年以上が経過し、首都圏のタワーパーキングも増加し続けるミニバンに合わせてミニバンOKの駐車場も増加している。
5代目オデッセイが低車高をやめ、ミニバン市場の中心となるスライドドア付にモデルチェンジしたため、かつてのストリーム、オデッセイの流れを汲むモデルをラインナップしたいという思いもジェイドに込められていたかもしれません。
しかし、年々、背の高いミニバンの走行性能は向上し、市街地から高速まで殆ど一般ユーザーには不満のないレベルになりました。そんな環境の変化の中、ジェイドはやや遅れて投入されましたが、そこにユーザーのニーズが既になく、空回りの状態になっています。
2列5人乗りでステーションワゴンとしてのニーズに合わせたモデルも追加されましたが販売台数の回復には至っていません。
リヤにダブル・ウィッシュボーン・サスペンションの採用などコストを掛けて低重心を活かした走りを追求しており、好みにあった人には堪らない一台ですが、値引きも人気の割にはやや渋く、下取り価格も期待しづらいので、ジェイドのパッケージングが気に入り、下取りを気にせず長く乗りたい人以外にはおすすめしづらいクルマです。