初代モデルが1991年にデビューしたマツダのプレミアムセダン「センティア」は、1995年11月のフルモデルチェンジにより2代目モデルに移行しました。洗練されたフォルムが売り物だった先代から一転して重厚なスタイリングに変貌し、更なるプレミアム感が演出された他、後席スペースやトランクスペースの拡大が図られるなど実用性が高められました。
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先代から全高をアップ
ボディタイプは先代同様の4ドアピラードハードトップながら、Aピラー/Cピラーの角度が立てられると共に押し出し感のあるフロントマスクが採用された事で、エクステリアのイメージは大きく変わりました。ボディサイズは全長4,895mm×全幅1,795mm×全高1,420mmで、先代から全長が40mm短縮された一方、居住性改善の為全高は40mm高く設定されました。
ホイールベースは先代同様の2,850mmで、車両重量は若干軽量化が図られ1,530~1,620kgとなりました。サスペンション形式は4輪マルチリンク式が踏襲され、駆動方式も同様にFRが採用されました。又、先代に引き続き車速感応型4WS装着車も設定されました。エンジンは2.5L V6が廃止されて3L V6のみとなり、トランスミッションは先代同様4速トルコン式ATが組み合わせられました。
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マツダ センティアのCM
エンジンは2種類の3L V6を用意
用意されたエンジンは、先代からキャリオーバーされたDOHC仕様のJE-ZE型(最高出力205ps/最大トルク27.7kgm)と、新たに採用されたSOHC仕様のJE-E型(最高出力160ps/最大トルク25kgm)の2種類でした。発売当初のグレード体系は、下からJE-E型エンジン搭載の「リミテッド」「リミテッド4WS」「リミテッドG」「リミテッドG 4WS」、JE-ZE型エンジン搭載の「エクスクルーシブ4WS」「ロイヤルクラシック4WS」の全6タイプでした。
装備面では、全車にSRSデュアルエアバッグシステムやABSといった安全装備の他、オートエアコンやパワードアロック、アルミホイールなどの快適・豪華装備が備わり、更に「リミテッド」を除くグレードに運転席パワーシートやレザー製ステアリングホイール&セレクトレバーなどが装備されました。そして1997年9月にマイナーチェンジが行われ、フロントグリルの意匠が変更されました。
同時に4WS装着車のみの設定だった「エクスクルーシブ」と「ロイヤルクラシック」に、4WS非装着車が追加されました。その後は目立った改良も行われないまま生産が続けられ、2000年11月をもって販売終了となりました。後継モデルは発売されなかった為、代わって1クラス下の「ミレーニア」が同社のフラッグシップモデルとなりました。販売面では、強力なライバルが林立していた影響もあり振るいませんでした。
先代モデル:初代センティア
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