(2021年2月10日更新)
ホンダ シビックの新車購入に必要な情報を完全ガイド。新型シビックの値引き情報や納期、見積もり例、競合車種、シビックの長所・欠点など購入前に気になる情報だけでなく、実燃費、リセールバリューなど購入後の情報を記載しています。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にシビックのお買い得度を総合評価しています。
ホンダ 新型シビックはどんなクルマ?

ホンダ シビック ハッチバック(ブリリアントスポーティブルー・メタリック)2017
ホンダのCセグメントカー「シビック」は、1972年の発売からホンダの基幹車種として北米、欧州をはじめ世界戦略車としてモデルチェンジが繰り返されてきました。
ただ、日本市場においてはミニバン、軽自動車、SUVに人気が移行し、ベーシックなセダン・ハッチバックが苦戦を強いられる状況にあり、シビックはラインナップから消えていました。
そして2017年9月、10代目となるシビックは再び国内でも販売されるようになりました。

シビックの新車値引き相場
シビック ハッチバック
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | 3~10万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 13~20万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 20~30万円 |
シビック TYPE R
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | -万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | -万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | -万円 |
ホンダ 新型シビックの新車値引き難易度:C
(A:甘い ~ E:厳しい)
ハッチバック人気を考えれば、もう少し値引きを引き出したいところですが、モデルライフ中盤で販売目標台数も低い車種という事もあり値引きは渋めの状況です。
シビック TYPE Rは、生産工場の閉鎖に伴い今後の販売は未定となっています。
ホンダ 新型シビックの納期:長い
シビック ハッチバック
- 納期:2ヵ月~4ヵ月
シビック TYPE R
- 納期:-ヵ月
シビックはセダンが国内生産、イギリスで生産と生産国が異なる為、ボディタイプによって納期が異なっています。全タイプ共通として国内での大量販売を目指していないようで、納期が長いからと言って増産、という事にはならないようです。
ホンダ 新型シビックの値引き相場と納期がわかったら、次にすべき事
「ホンダ シビックの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握しておかずに商談に入ると、ホンダ シビックの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる ホンダ シビックを見に行って下取り査定を受ける前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
シビックのグレード別 新車価格
ホンダ シビックのグレード別 新車価格
シビック TYPE Rはマイナーチェンジモデル導入まで新車販売が停止しています。
グレード | JC08モード燃費 | 税込価格 |
シビック ハッチバック(CVT) | 18.0km/L | 2,948,000円 |
シビック ハッチバック(6MT) | 17.4km/L | |
シビック TYPE R(6MT) | 12.8km/L | – |
※価格は2020年9月1日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
ホンダ シビックのグレード選び
パワートレイン
パワーユニットはハッチバックが1.5L直4ターボの1種類、TYPE Rが2.0L直4ターボの1種類となっています。
トランスミッションはハッチバックがCVTと6MT、TYPE Rが6MTのみで、駆動は全てFFで4WDの設定はありません。
シビックのグレード
各ボディタイプごとのグレード設定はなく、セダン1グレード(CVT)、ハッチバックがCVTと6MT、タイプRが6MTの4種類となります。
シビックのおすすめグレード
1グレード構成となる為、おすすめグレードではありませんが、シビックらしさが出ているボディタイプと言えばハッチバックです。
シビックの見積り 乗り出し価格
「シビック ハッチバック(CVT)」に以下の装備を選択したケース
- エントリー インターナビ VXM-194Ci
- フロアカーペットマット スタンダードタイプ(ブラック) ヒールパッド付 フロント・リアセット
車両本体 | ¥2,852,300 |
ディーラーオプション | ¥156,530 |
自動車税(10月登録) | ¥12,700 |
自動車取得税 | ¥46,600 |
自動車重量税 | ¥36,900 |
自賠責保険(37か月) | ¥36,780 |
手続き費用 | ¥46,440 |
預かり法定費用 | ¥6,000 |
リサイクル費用 | ¥10,200 |
合計(乗り出し価格) | ¥3,204,450 |
ナビ、フロアマットのみのプレーンなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で15万円と端数をカットしてもらった場合、N-WGNの乗り出し価格は305万円となります。
(見積りは2019年9月22日時点)
ホンダ シビックの実燃費(セダン、2名乗車時の目安)
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 13~15km/L |
郊外・幹線道路 | 12~14km/L |
市街地 | 10~12km/L |
1.5L直4ターボの燃費はおおよそ2.0L自然吸気エンジンと同等です。高速道路など流れの良い場面でアクセルをあまり開かない走行を心掛ければ、ターボによる加給があまりされずにダウンサイジングターボらしい低燃費性能を発揮できます。
一方で、6MT車はをマニュアルトランスミッション活かして積極的にエンジン回転を上げるスポーツドライビングを楽しめば、当たり前ですが大量にガソリンを消費しますので、上記のような燃費より大幅に悪化しますので運転次第となります。
シビックのリセールバリュー:2.5 (5段階評価)
シビックの属するCセグメント・ハッチバック市場は世界的には人気セグメントですが、日本国内では人気がなく、ノアやステップワゴンのミディアムミニバンなどと比べると中古車市場でも人気がありません。
セダンより比較的ハッチバックの方がリセールバリューが高い傾向にありますが、どちらも長く保有するつもりで購入しましょう。
ただしシビックタイプRについては例外で、流通量の少なさもありリセールバリューは高くなっています。
ホンダ シビックのマイナーチェンジ/特別仕様車/フルモデルチェンジ情報
2017年9月29日 10代目シビック 国内販売開始
ホンダの国内車種ラインナップから消えていたシビックが国内販売を再開しました。
セダン/ハッチバックに加えTYPE Rも同時にラインナップされました。
シビックの競合はコレ!
ホンダ シビックを安く購入する為には、前もって競合車種の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
トヨタ カローラスポーツ
2018年6月に発売されたカローラスポーツが競合となります。オーリスのモデルチェンジのタイミングで名称をカローラブランドに戻し、国内でのカローラブランドの挽回を図っています。1.2L直4ターボと1.8L直4+モーターのハイブリッドを設定しており、トヨタが推進する次世代車両通信技術「コネクティッド」採用の1号車となっています。

マツダ3 (MAZDA3)

MAZDA3 FASTBACK
ヨーロッパでの評価が高いマツダ MAZDA3がライバルと言えます。
MAZDA3はそのマツダの中でも世界的に中核の存在となっており、高い質感だけでなく、豊富なパワートレインの選択肢など、魅力的な一台です。世界的には人気車種であるものの、国内における販売台数は今一つ。モデルライフ初期なので値引きは厳しめですが、シビックとの競合によってしっかりと交渉しましょう。

スバル インプレッサ スポーツ/セダン
2016年10月にフルモデルチェンジを実施、2016年のカーオブザイヤーを受賞したインプレッサが同クラスの競合と言えます。
堅実な造りと国内メーカー独自の水平対向エンジンでスバルらしい個性的なモデルとなっています。新世代プラットフォームをベースとしたスバル渾身の開発で、非常に質感の高い走行性能を誇ります。フルモデルチェンジ直後で、先代インプレッサに設定されていたハイブリッドは一旦ラインナップから姿を消しました。
インプレッサの見積もりを利用して、シビックの値引きを引き出すのも有効な手段と言えます。

競合車を使ってシビックの値引き交渉を
ホンダ シビックの値引きを引き出すにあたっては、上記のトヨタ カローラスポーツ、マツダ3 (MAZDA3)、スバル インプレッサの見積もりを事前に入手してから臨みましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、ホンダ シビックの値引きを引き出し易くなります。
新型シビックの長所と欠点
シビックの長所
TYPE Rの設定を最初から織り込んだシャシー
シビック は開発段階からハイパフォーマンスモデルであるTYPE Rの設定を前提として進められており、ハッチバックもTYPE Rの高出力を受け止める前提でボディ、シャシーの基本性能が高められています。
そのため、ハッチバックでも走行性能の水準が高く、1ランク上の車格を感じることができます。
ホンダ シビックの欠点
選択肢の少なさ
シビック ハッチバックはグレード設定そのものがなくエンジンは1.5Lターボ1種類、ボディタイプの選択のみとなっています。また、セダンの販売が終了となりハッチバック1グレードの販売のみとなりました。
シビックの値引きとリセールバリュー込の総合評価:3.0 (5段階評価)
シビック国内復活は嬉しいものの、道は険しい

ホンダ シビック ハッチバック 6MT 2017
世界的なSUV人気、そして国内ではミニバン、軽自動車への人気偏重で、セダンは高級車市場では生き残っているものの、ミドルサイズ以下ではセダン/ハッチバックは瀕死ともいえる状況が続いています。
特に日本市場向けのミニバンは走行性能が年々アップし、居住性の代わりに乗り心地や静粛性を我慢する存在ではなくなってきました。メーカーとしても日本市場のみに専用車種を開発し続けるのは採算性から厳しい一方で、だからと言ってセダン/ハッチバックを出しても売れないという我慢比べになっています。
今回のシビックは、月間2,000台と、かなり国内販売目標を絞って計画されていますが、それでも目標台数に到達していません。ほとんどメーカーが儲かっていない状況ですので、シビックを復活させてくれただけでもファンはありがたいと思いたいところです。