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日産 フェアレディZ (5代目 Z33 2002-2008):2年ぶりのZ復活。内容を大幅刷新

日産 フェアレディZ 2002

日産 フェアレディZ 2002

日産のスポーツカー「フェアレディZ」は、4代目モデルが2000年9月に生産終了となり一旦ラインナップから消えましたが、2002年7月に5代目モデルにリニューアルして復活を遂げました。35型「スカイライン」の兄弟車種となった事や、2by2の設定がなくなり2シーター仕様のみとなった事、エンジンが自然吸気に一本化された事など、多くの点で先代とは異なっていました。

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内外装共に大幅なイメージチェンジ

スタリングは、2シーター専用ショートボディにボディに一本化された他、先代の「ワイド&ロー」やそれ以前のロングノーズ・ショートデッキのプロポーションとも異なる、塊感のあるマッシブなイメージに変貌しました。又、Cd値は先代の0.31から0.3へと更に向上しました。

日産 フェアレディZ 2002

日産 フェアレディZ 2002

ボディサイズは全長4,310mm×全幅1,815mm×全高1,315mmで、先代の2シーター仕様と全長は同一で、全幅と全高が拡大されました。ホイールベースは先代よりも大幅に延長され2,650mmとなったものの、プラットフォームを共有するスカイラインよりは200mm短いものでした。車両重量は、先代の2シーター仕様とほぼ同等の1,430kg~1,450kgでした。

日産 フェアレディZ 2002

日産 フェアレディZ 2002

インテリア面では、インパネの基本的なデザインが先代から大きく変化し、カーナビゲーションシステム装着を前提としたものになりました。同時に、フェアレディZとしてのアイデンティティーを強調する為に、初代モデルと2代目モデルに採用されていたコンソールボックス上の丸型3連メーターが復活しました。

フェアレディZのCM(2002)

エンジンは大排気量NAに一本化

サスペンションはスカイラインと共通ながら、形式としては先代同様の4輪マルチリンク式が踏襲され、ブレーキも同様に4輪ベンチレーテッドディスク式が踏襲されました。先代に設定のあった4輪操舵システムは廃止されました。エンジンは、スカイライン用の3.5L V6 NAのVQ35DE型に若干チューニングを施したものが搭載されました。

日産 フェアレディZ 2002

日産 フェアレディZ 2002

最高出力280ps/6,200rpm、最大トルク37kgm/4,800rpmのスペックで、先代の3LツインターボのVG30DETT型と比較すると最高出力は同一で、最大トルクは若干劣る数値でした。トランスミッションは6速MTとマニュアルモード付5速トルコン式ATで、共に先代よりもギア数が1段増やされました。駆動方式は伝統のFRを踏襲しつつ、新たにフロントミッドシップ方式が採用されました。

2003年にロードスターを追加

2003年10月、一部改良によりインテリアの質感アップやブレーキの強化が行われると共に、北米で先行発売されていたソフトトップ・コンバーチブルの「ロードスター」が追加されました。先代の「コンバーチブル」にあったルーフバーが廃止された他、トップの開閉機構が手動式から電動式に変わりました。車両重量は、クーペよりも100kg重い1,550kg~1,560kgでした。

日産 フェアレディZ Roadster 2003

日産 フェアレディZ Roadster 2003

次いで2004年9月に実施された一部改良において、全車にシートリフターが標準装備された他、AT車にシフトダウンの際ブリッピングにより回転数を合わせる「シンクロレブコントロール」機能が追加されました。翌2005年9月に初のマイナーチェンジを実施し、フェイスリフトやアルミホイールのデザイン変更、内装の一部変更が行われました。

ハイパフォーマンス版を追加

同時に、デュアルフローパスショックアブソーバーや車速感応式パワーステアリングを採用した他、MT車のスペックがセッティング変更により最高出力294ps/6,400rpm、最大トルク35.7kgm/4,800rpmとなりました。次いで2007年1月の一部改良において、更に走行性能を高めた新グレード「バージョンNISMO」が追加されました。

同一排気量の新世代エンジンVQ35HR型(最高出力313ps/6,800rpm、最大トルク36.5kgm/4,800rpm)に換装された他、ボディの外装変更や剛性アップ、足回りのセッティング変更やハイグリップなワイドタイヤの装備などが行われました。ボディサイズは全長4,420mm×全幅1,840mm×全高1,305mm、車両重量は1,520kgでした。

そして同年6月、更にハイパフォーマンスな300台限定生産モデル「Version NISMO Type380RS」が発売されました。内外装はバージョンNISMOと同一ながら、エンジンはストロークアップにより3.8Lまで拡大されたVQ35HR型改に換装され、スペックは最高出力350ps/7,200rpm、最大トルク40.5kgm/4,800rpmまで高められました。

2008年12月、クーペがフルモデルチェンジしてZ34型にバトンタッチされましたが、ロードスターは2009年10月まで生産が継続されました。5代目フェアレディZは、2シーターに特化した事も手伝い、従来以上に走行性能を追求したピュアスポーツモデルに進化しました。

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