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三菱 ジープ (1953-1998):ウイリス・ジープのノックダウン版として登場し独自に発展 [J1♯/J2♯/J3♯/J4♯/J5♯]

三菱 ジープ J3 1954

米国のウイリス・オーバーランド社は、1950年の朝鮮動乱勃発に伴い同車の4WD車両「ジープ」を日本国内で安価に供給する必要性が生じた為、まず1952年に同社が設立した倉敷フレーザーモータース社によるノックダウン生産を開始しました。追って翌1953年7月に、中日本重工業(後の新三菱重工業)とライセンス生産及び販売の契約を締結し、国産版ジープが誕生する事となりました。

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初期型はウイリス版と同一設計

初期のノックダウン生産モデル(J1/J2型)は旧型のウイリスCJ3A型で、ライセンス生産モデル(J3/J4型)は新型のCJ3B型となりました。共にキャンバストップ/キャンバスドア採用のボディやラダーフレーム式シャシー+4輪リーフ・リジッド式サスペンションの下回りなど、ウイリス製ジープの基本設計がそのまま受け継がれました。又、当初はステアリングの位置も左のままでした。

三菱 ジープ Metal_Top J20H 1965

民生用J3型のボディスペックは全長3,390mm×全幅1,655mm、ホイールベース2,032mmで、車両重量は1,085kgでした。又、乗車定員は2人又は4人で、最大積載重量は250kgでした。エンジンは、J1/J2型には米国から調達された2.2L直4SV(サイドバルブ)ガソリンのL4型(最高出力60ps)が、J3/J4型にはOHV化されると共に国産化されたJH4型(最高出力70ps)が搭載されました。トランスミッションは共に3速MTでした。

三菱版ジープとして独自に発展

その後、三菱版ジープは本家ウイリス・ジープとは異なる独自の発展を遂げる事となりました。まず1955年に、J3のボディを延長して6人乗り仕様にすると共にメタルドアを採用したJ10型が、翌1956年には、標準ボディをベースにメタルトップ/メタルドアを採用した5人乗りのワゴンが追加されました。次いで1958年に、2.2L直4OHVディーゼルのKE31型エンジン(最高出力61ps)を搭載するJC3型が追加されました。

三菱 ジープ J50 1970

続いて1960年に、J10型のボディを更に延長して7人乗り仕様としたJ20型が登場しました。追って1961年に4ドア6人乗り・右ハンドル仕様のJ30型が、翌1962年にそのディーゼル版のJ30D型が追加されました。又、1961年から1962年にかけて、左ハンドル仕様のモデルが右ハンドル仕様に置き換えられました。

三菱 ジープ J50 1970

その後、製造販売会社が1964年に三菱重工業に、1970年に三菱自動車工業に変更されました。そして三菱自動車工業が発足した1970年に、ガソリンエンジンを2.3L直4OHVのKE47型(最高出力95ps)に置換したJ34型と、ディーゼルエンジンを2.7L直4OHVの4DR5型(最高出力75Pps)に置換したJ24/J36/J44/J54型が登場しました。

次いで1973年に新たなガソリンモデルとしてJ22/J42/J52型が追加され、翌1974年にはガソリン車がエンジンを2.4L直4SOHCの4G53型(最高出力110ps)に置換したJ26/J38/J46/J26型にモデルチェンジされました。続いて1975年に、2L直4SOHCガソリンの4G52型エンジン(最高出力100ps)を搭載するパーソナルユース向けモデルJ58型が登場しました。

パジェロの登場によりラインナップを整理

次いで1977年、J50系に全長・全幅を拡大したワイドボディが採用されました。続いて1980年にガソリン車のエンジンが2.6L直4SOHCのG54B型に置換・一本化され、型式がJ27/J47/J57型に変更されました。そして1982年に新型SUV「パジェロ」が登場した事に伴い、ラインナップがJ50系のみに整理されました。

三菱 ジープ J50 1970

次いで1984年にガソリン車が生産終了となり、残るディーゼル車はエンジンを2.7L直4OHVターボの4DR6型(最高出力97ps)に置換したJ53型にバトンタッチされました。続いて1993年、エンジンを自動車NOX法対応型の4DR5型(最高出力100ps)に置換したJ55型が登場しました。

そして1998年、最終生産記念車300台余りの販売をもって生産終了となり、46年の歴史に幕を下ろしました。

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