1976年に初代モデルがデビューした三菱の2ドアハードトップ「ギャランΛ」は、1980年5月に4年ぶりのフルモデルチェンジを実施し、2代目モデルに移行しました。キープコンセプトのモデルチェンジによりスタイリングは先代のイメージが受け継がれたものの、ターボ車やディーゼル車が追加設定されるなどバリエーションの拡大が図られた事が特徴でした。
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4輪独立懸架仕様を設定
エクステリア・デザインは、直線基調のノッチバックボディやサイドまで回り込んだ「ラップラウンドリアウィンド」、スラントしたフロントグリル、横長のリアコンビネーションランプ、大型の前後バンパーなどが受け継がれたものの、異形4灯式ヘッドランプの採用や「ロールバールーフ」の廃止など、ディテールの一部に変更が施されていました。
ボディサイズは全長4,570mm×全幅1,675mm×全高1,355mmで、先代から全長が80mm縮小され、全高は25mm高くなっていました。又、ホイールベースが15mm長い2,530mmとなった事で、前後のオーバーハングが若干短くなりました。サスペンション形式はフロントは全車ストラット式を踏襲し、リアは一部上位グレードがストラット独立懸架式で、それ以外は先代同様の4リンク・リジッド式でした。
ブレーキは先代同様4輪ディスク式で、駆動方式もFRが踏襲されました。発売当初のエンジン・ラインナップは、先代の1.6L直4に代わりエントリーグレードに搭載される1.8L直4SOHCのG62B型、先代から形式が刷新された2L直4SOHCのG63B型キャブレター仕様及びECI仕様、そして先代からキャリオーバーされた2.6L直4SOHCのG54B型の4種類でした。
インテリアはイメージを一新
一方インテリアは、インパネが水平基調のデザインに変更されると共に、先代の特徴の一つだった1本スポーク式ステアリングホイールが2本スポーク式に改められるなど、大幅なイメージチェンジが図られました。グレード体系は、「1800SL」「1800スーパーツーリング」、「2000スーパーツーリング」(キャブレター仕様)、「2000GSR」(ECI仕様)、「2600スーパーツーリング」がラインナップされました。
そして同年11月に、G63B型ターボエンジン搭載の「2000GSRターボ」「2000GTターボ」「2000GEターボ」が追加されると同時に、2000GSRと2600スーパーツーリングはカタログ落ちしました。次いで1981年4月にターボ車にAT仕様が追加され、翌5月には最上級グレード「ロイヤル」と、2.3L直4SOHCディーゼルターボの4D55型エンジンを搭載する「2300GTターボディーゼル」が追加されました。
そして、同年11月のマイナーチェンジ、1982年11月と1983年10月の一部変更を経て、1984年10月に生産終了となりました。直接的な後継モデルは発売されず、ギャランΛの車名はそのままラインナップから消滅しました。
先代モデル:初代ラムダ
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