日産自動車は1991年6月、プレミアムモデル「セドリック」及び「グロリア」を4年ぶりにフルモデルチェンジ、セドリックは通算8代目、グロリアは通算9代目モデルとなりました。プラットフォームが刷新されると共に、ボディタイプが4ドアハードトップのみとなりました。セダンは、先代Y31型がマイナーチェンジを受けた上で継続販売されました。
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ピラードハードトップボディを採用
ボディは従来のセンターピラーレスタイプからセンターピラー付に変更されると共に、やや丸みを帯びたフォルムに変貌しました。ボディサイズは全長4,780~4,800mm×全幅1,745mm×全高1,405~1,410mmで、先代から全幅と全高が若干拡大されました。又、ホイールベースは25mm延長され2,760mmとなりました。
サスペンション形式はフロントはストラット式が踏襲され、リアはセミトレーリングアーム式からマルチリンク式に変更されました。駆動方式はFRを踏襲し、エンジンは2L SOHC NAのVG20E型、3L SOHC NAのVG30E型、同DOHC NAのVG30DE型、同ターボのVG30DET型のガソリンV6ユニット4種類と、2.8L直6SOHCディーゼルNAのRD28型が用意されました。
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トランスミッションはATのみに
こららの内、VG20E型/VG30E型/RD28型は先代からのキャリオーバーでした。最高出力/最大トルクはそれぞれ125ps/17kgm、160ps/25.3kgm、200ps/26.5kgm、255ps/35kgm、94ps/18kgmでした。トランスミッションはVG30E型エンジン搭載車に5速の、それ以外に4速のトルコン式ATが組み合わせられ、先代まで設定のあったMTは廃止されました。
当初のグレード体系は、VG20E型/VG30E型/RD28型エンジン搭載のクラシック/クラシックSV、VG30E型エンジン搭載のブロアム/ブロアムVIP Cタイプ/ブロアムVIP、VG30DE型エンジン搭載のグランツーリスモSV/ブロアム、VG30DET型エンジン搭載のグランツーリスモアルティマ/ブロアム/ブロアムG/ブロアムVIP Cタイプ/ブロアムVIPがラインナップされました。
クラシック/ブロアム系とグランツーリスモ系ではフロントマスクが異なり、前者には異形2灯式の、後者には丸型4灯式のヘッドランプが採用されました。そして翌1992年2月にVG30E型エンジン搭載の「グランツーリスモS」が、更に同年6月にVG30DET型エンジン搭載の「グランツーリスモアルティマLV」が追加されました。
次いで1993年6月のマイナーチェンジでブロアム系のフロントマスクが変更されると共に、VG30DET型エンジン搭載のブロアムVIPにエアサスペンション仕様車が追加されました。同時にグレード体系が一部見直され、クラシック/クラシックSVに代わりブロアムJが設定された他、ブロアムGがブロアムVに変更されました。
続いて1994年6月、VG30DE型エンジン搭載のグランツーリスモSV/ブロアム及びVG30DET型エンジン搭載のグランツーリスモアルティマS/ブロアムに、Sパッケージが設定されました。次いで同年9月にVG20E型エンジンを搭載するグランツーリスモが、翌1995年1月に同エンジンを搭載するブロアムが追加されました。
そして同年6月にフルモデルチェンジが実施され、Y33型に移行しました。
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