日産自動車は1995年6月、プレミアムモデル「セドリック」及び「グロリア」を4年ぶりにフルモデルチェンジ、セドリックは通算9代目、グロリアは通算10代目モデルとなりました。ボディサイズの拡大や新エンジンの設定の他、歴代モデル初のフルタイム4WD車や4輪操舵システム装着車が設定された事が特徴でした。
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エアバッグとABSを標準化
ボディタイプは先代同様4ドアピラードハードトップのみの設定で、セダンは2世代前のY31型がマイナージェンジの実施のみで継続販売されました。ボディサイズは全長4,860~4,875mm×全幅1,765mm×全高1,425mmで、全長・全幅・全高共に先代から若干拡大されました。又、ホイールベースも40mm延長され2,800mmとなりました。
サスペンション形式はフロント:ストラット式/リア:マルチリンク式が踏襲され、駆動方式は当初は従来同様FRのみの設定でした。エンジンは当初、先代からキャリオーバーされたVG30E型(SOHC NA)と新開発されたVQ30DE型(DOHC NA)及びVQ30DET型(DOHCターボ)のガソリン3L V6ユニット3種類と、先代からのキャリオーバーとなる2.8L直6SOHCディーゼルNAのRD28型が用意されました。
最高出力/最大トルクはそれぞれ160ps/25.3kgm、220ps/28.5kgm、270ps/37.5kgm、100ps/18.2kgmでした。トランスミッションは、先代では5速トルコン式ATが組み合わせられたVG30E型エンジン搭載車を含め、全車4速トルコン式ATに統一されました。又、装備面では全車にSRSデュアルエアバッグシステムが標準化されました。
当初のグレード体系は、RD28型エンジン搭載のブロアムJ/ブロアム、VG30E型エンジン搭載のブロアムJ/ブロアム/グランツーリスモ/グランツーリスモS、VQ30DE型エンジン搭載のブロアム/グランツーリスモSV、VQ30DET型エンジン搭載のブロアム/ブロアムV/ブロアムVIP/グランツーリスモアルティマがラインナップされました。
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エンジンのラインナップを拡大
更に、グランツーリスモアルティマに4輪操舵システムの「電動SUPER HICAS仕様」が、ブロアムVIPに電子制御サスペンションの「アクティブダンバーサスペンション仕様」が設定されました。そして1996年1月、先代にも設定のあった2L V6SOHC NAのVG20E型エンジン(最高出力125ps/最大トルク17kgm)を搭載するブロアムJ/グランツーリスモが追加されました。
同時に、全車にABSが標準装備されました。次いで1997年6月のマイナーチェンジにより、2.5L V6DOHC NAのVQ25DE型エンジン(最高出力190ps/最大トルク24kgm)を搭載するFR仕様車と、2.5L直6DOHCターボのRB25DET型エンジン(最高出力235ps/最大トルク28kgm)を搭載するフルタイム4WD仕様車が追加されました。
グレードは、前者がブロアムJ/ブロアム/グランツーリスモ/グランツーリスモS、後者がブロアムJ FOUR/ブロアムFOUR/グランツーリスモFOUR/グランツーリスモSV FOURのラインナップでした。そして1999年6月にフルモデルチェンジが実施され、ラストモデルとなるY34型に移行しました。
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