1998年に初代モデルがデビューした日産自動車のプレミアムミニバン「プレサージュ」は、2003年7月に5年ぶりのフルモデルチェンジを受け2代目モデルに移行しました。プラットフォーム刷新に伴う低床化により居住性やユーティリティが改善されると共に、パワートレインの改良や置換により燃費性能の向上が実現しました。
新車購入ガイド:【2023最新】セレナの値引き 納期 乗り出し価格
先代から全長・全幅を拡大
ボディタイプは先代同様オールヒンジ式5ドアとなる一方、新たにテールゲートにガラスハッチが設けられました。又、スタイリングは直線基調の先代に対し、丸みを帯びた流麗なフォルムに変貌しました。ボディサイズは全長4,840~4,870mm×全幅1,800~1,825mm×全高1,685~1,695mmで、先代から全長・全幅が拡大された一方全高は低く設定されました。
又、ホイールベースは100mm延長され2,900mmとなりました。駆動方式は先代同様FFとフルタイム4WDが設定され、サスペンション形式は駆動方式に関わらず全車にフロント:ストラット式/リア:マルチリンク式が採用されました。エンジンは、先代からキャリオーバーされた2.5L直4DOHCのQR25DE型の他、3.5L V6DOHCのVQ35DE型が用意されました。
最高出力/最大トルクは前者が163ps/25kgm、後者が231ps/34kgmで、トランスミッションはそれぞれ4速トルコン式ATとCVTが組み合わせられました。室内は全車2-3-3シート配列の8人乗り仕様となった他、キャプテンシートとベンチシートの切り替えが可能なセカンドシート横スライドや、サードシートへの乗降性を改善するセカンドシートリモコンウォークインなどが採用されました。
当初のグレード体系は、2.5L車にはベースグレード「V」と上級グレード「X」、そしてエアロパーツが備わる「ハイウェイスター」の3タイプが、3.5L車にはXのみがラインナップされました。そして2004年10月の一部改良で、全車に内装の質感向上や装備の充実化が図られると共に、ハイウェイスターのエクステリアデザインが変更されました。
同時に、オーテックジャパンが手掛ける特装車「ライダー」「ライダーS」が設定されました。次いで2005年12月に実施された一部改良では、ヘッドランプオートレベライザーが装備されると共にグレード体系が見直され、2.5L車は下から「250XG」「250XGエアロ」「250ハイウェイスター」、3.5L車は「350XV」のラインナップとなりました。
新車購入ガイド:【2023最新】エクストレイルの値引き 納期 乗り出し価格
M/Cで内外装を一新
続いて2006年5月のマイナーチェンジでエクステリアとインパネのデザインが一新されると共に、グレード体系が2.5L車は下から250XE/250XG/250XL/250ハイウェイスターに、3.5L車は「350ハイウェイスター」に変更されました。次いで2007年6月の一部改良でHDD方式カーウイングスナビゲーションシステムがオプション設定されると同時に、250XG/250XLのフェイスリフトが実施されました。
続いて2008年11月の一部改良により、、全車にSRSサイド&カーテンエアバッグシステムやプラズマクラスターイオン・フルオートエアコンが標準化されました。そして2009年8月に生産を終了、プレサージュの車名は日産のラインナップから消滅しました。
新車購入ガイド:【2023最新】ルークスの値引き 納期 乗り出し価格