日産自動車は1996年9月、走行性能と上質感を追求したプレステージ・ツーリングワゴン「ステージア」を発売しました。R33型「スカイライン」やC34型「ローレル」とプラットフォームを共有する姉妹車種の関係にあり、6気筒ターボエンジン搭載車やフルタイム4WDシステム「アテーサE-TS」採用車なども用意されました。
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全車6気筒エンジンを採用
初期型のボディサイズは全長4,800mm×全幅1,755mm×全高1,490~1,495mmで、ホイールベースはスカイライン/ローレルと共通の2,720mm、車両重量は1,430~1,620kgでした。駆動方式は前述の4WDの他にFRが設定され、サスペンション形式は4WDが4輪マルチリンク式で、FRはフロントにストラット式が採用されました。
ブレーキは、全車に4輪フベンチレーテッドディスク式が採用されました。エンジンは当初、2L直6SOHC NAのRB20E型(最高出力130ps/最大トルク17.5kgm)、2.5L直6DOHC NAのRB25DE型(最高出力190ps/最大トルク23.5kgm)、2.5L直6DOHCターボのRB25DET型(最高出力235ps/最大トルク28kgm)の3種類が用意されました。トランスミッションは、全車4速トルコン式ATとの組み合わせでした。
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日産 ステージアのCM
1997年のマイナーチェンジで新世代エンジン「NEOストレート6」に
当初のグレード体系は、下から2Lエンジン搭載の「20G」、2.5L NAエンジン搭載の「25G」「25X」「25G FOUR」「25X FOUR」、2.5Lターボエンジン搭載の「RS FOUR」「RS FOUR V」がラインナップされました。そして1997年8月のマイナーチェンジで2L/2.5L NA車のエンジンが新開発された「NEOストレート6」に置換されました。
スペックは、2LはDOHC化され最高出力155ps/最大トルク19kgmとなり、2.5Lも最高出力200ps/最大トルク26kgmへと大幅な向上を果たしました。同時に2.5L NAエンジン搭載の新グレード「25RS」が追加された他、2.5Lターボエンジン車のグレード体系が「25t RS FOUR」「25t RS FOUR V」「25t X FOUR」に変更されました。
「オーテックバージョン260RS」の追加
更に1997年11月、新グレードとして「20X」及び「20RS FOUR」と、R33型「スカイラインGT-R」と共通の2.6L直6DOHCターボのRB26DETT型エンジン(最高出力280ps/最大トル37.5kgm)を搭載するオーテックジャパン製の特装車「オーテックバージョン260RS」が追加されました。
1998年8月のマイナーチェンジでエクステリアデザインを変更
次いで1998年8月のマイナーチェンジにより、エクステリアデザインが変更されました。同時に、2.5Lターボ車のエンジンがNEOストレート6(最高出力280ps/最大トルク34kgm)に置換された他、新グレード「25RS FOUR」「25t RS FOUR S」が追加され、25t RS FOURは廃止されました。次いで2000年6月に2Lエンジン搭載の新グレード「20RS」が追加されると共に、25t RS V及び25t RS FOUR Sにカスタマイズベースグレードの「タイプB」が設定されました。
そして2001年4月にグレードが20RS/25RS/25RS FOUR/25t RS FOUR Vの4タイプに整理された後、同年10月にフルモデルチェンジを受け、2代目M35型にバトンタッチされました。
後継モデル:2代目ステージア
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