ハリアーの値引き情報や納期、見積もり例、競合車種、長所・欠点など購入前に気になる情報だけでなく、実燃費、リセールバリューなどトヨタ ハリアーの新車購入に必要な情報をまとめて総合評価しています。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にハリアーのお買い得度を総合評価しています。
トヨタ ハリアーはどんなクルマ?
トヨタの高級クロスオーバーSUV「ハリアー」は、2代目モデルが2013年7月に生産終了となり一旦ラインナップから姿を消したものの、その5ケ月後の12月に3代目とが発売。2020年6月に4代目がデビューとなっています。
RAV4とプラットフォームやパワーユニットを共有していますが、歴代ハリアー同様に風格ある内外装デザインで高い魅力度を誇ります。
ハリアーの値引き相場と交渉法
ハリアーの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | ~7万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 10~22万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 25~40万円 |
ハリアーの値引き難易度:B(A:甘い~E:渋い)
ボディサイズや上級感のあるデザインの割にエントリーグレードは約300万円からとお買い得感のあるハリアー。マツダ CX-5/8、日産 エクストレイル、クラウンスポーツなど同クラスSUVのライバルも多くなっています。モデルサイクル中盤になり初期程の厳しさはなく、納期も落ち着いてきた事から値引きを引き出しやすくなっています。
ハリアー値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「ハリアー以外にも他のライバル車種と迷っている」という事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象をトヨタの営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認しておき、本命車種の納期の方が長かった場合には交渉材料として使いましょう。ただし、コロナ禍による部品供給の乱れによって生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
ハリアー値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
ハリアーはトヨタの全販売チャネルで販売しています。ディーラーは地域やチャネル毎に「トヨタカローラ神奈川」「ネッツトヨタ神奈川」など販売会社が異なっている場合が多く、同じハリアーを扱っていてもライバル同士の関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注台数も違うので納期が変わるだけでなく諸費用も変わる場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。
異なるトヨタの販売店で見積もりを取り、ハリアーの大きな値引きを引き出しましょう。
ハリアー値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
ハリアーをディーラーに見に行くと「お車の査定をしましょうか?」と下取りの査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
ハリアー値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
ハリアーの納期
ハリアーの納期はどのくらい?
- ガソリンエンジン車の納期:9ヵ月~
- ハイブリッド車の納期:9ヵ月~
ハリアーの納期はコロナの影響による生産工場の稼働率低下や、世界的な半導体不足の影響を受け長めとなっています。
ハリアーの納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、ハリアーの売れ筋グレードを前もってメーカーに予約している場合があります。そういった車両なら、一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があります。
「どうしても、ハリアーのこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにハリアーの納車の早い車両がないか確認しましょう。
ハリアーの納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
ハリアーなど納期が長い場合、一旦契約をしても長い納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はハリアーのキャンセル車が昨日1台でました。納期は1か月です。値引きも頑張りますよ。」といった情報に遭遇する事もありますのでディーラーの営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
ハリアーの納期を早めるコツ3:新古車を狙う
ハリアーのように人気車で納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにハリアーが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、トータルの乗り出し価格も安くなりディーラーでの値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
ハリアーの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「ハリアーの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、ハリアーの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる ハリアーを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
ハリアーのグレード別 新車価格
ハイブリッド (2.5Lガソリン+モーター)
- 直列4気筒2.5L 直噴エンジン「Dynamic Force Engine」+モーター
- 電気式無段階変速機 (オートマチック)
グレード | 2WD(FF)(円) | 4WD(E-Four)(円) |
Z “Leather Package” | 4,928,000 | 5,148,000 |
Z | 4,628,000 | 4,848,000 |
G | 4,119,000 | 4,339,000 |
2.0L直4(Super CVT-i、5人乗り)
- 直列4気筒 2.0L直噴エンジン「Dynamic Force Engine」
- Direct Shift- CVT (オートマチック)
グレード | 2WD(FF)(円) | 4WD(E-Four)(円) |
Z “Leather Package” | 4,338,000 | 4,538,000 |
Z | 4,038,000 | 4,238,000 |
G | 3,529,000 | 3,729,000 |
S | 3,128,000 | – |
PHEV(5人乗り)
- 直列4気筒2.5L 直噴エンジン「Dynamic Force Engine」+モーター
- 電気式無段階変速機 (オートマチック)
グレード | 2WD(FF)(円) | 4WD(E-Four)(円) |
Z | – | 6,200,000 |
※価格は2024年9月13日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
ハリアーのグレード選び
ハリアー/ハイブリッドのパワートレイン
パワートレーンはPHEV(2.5L+モーター)、ハイブリッド(2.5L+モーター)、2.0Lガソリンの3種類。4WDの設定はガソリンの「S」以外のグレードに設定されています。またPHEVは4WDのみとなっています。
先代ハリアーのマイナーチェンジで追加されていた2.0L直噴ターボが今回のフルモデルチェンジでは設定がなくなっています。
トランスミッションはオートマチックのみでマニュアルトランスミッションの設定はありません。
ハリアー/ハイブリッドのグレード構成
基本的なグレード構成はエントリーグレードの「S」(ガソリンのみ)、お買い得グレードの「G」、上級グレードの「Z」があり、「Z」にはレザーシートなど装備を充実させた“Leather Package”が設定されています。
ハリアーのおすすめグレード
ハリアーの高級感を楽しめ、装備が充実している「G ハイブリッド」(2WD)がおススメグレードとなります。
ハリアーの見積り 乗り出し価格
おススメグレードの「ハリアーG ハイブリッド」(2WD)に以下の選択した見積書の事例です。
- フロアマット(ロイヤルタイプ):¥28,600
車両価格(G ハイブリッド) | ¥4,119,000 |
販売店装着オプション価格 | ¥28,600 |
自動車税種別割 | ¥18,100 |
自動車税環境性能割 | ¥0 |
自動車重量税 | ¥0 |
自賠責保険料 | ¥24,190 |
販売諸費用(参考価格) | ¥81,250 |
合計 | ¥4,271,140 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥ 151,140 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥ 4,120,000 |
フロアマットのみのベーシックなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で8万円と端数をカットしてもらった場合、「ハリアーG ハイブリッド」(2WD)の値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は412万円となります。
(見積りは2024年9月13日時点)
ハリアー/ハイブリッドの実燃費(2名乗車時の目安)
ハイブリッド車の実燃費(2.5L+モーター)
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 17~20km/L |
郊外・幹線道路 | 18~21km/L |
市街地 | 14~17km/L |
ガソリン車の実燃費(2.0L自然吸気)
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 15~18km/L |
郊外・幹線道路 | 12~15km/L |
市街地 | 10~13km/L |
ハリアーのリセールバリュー:4.5 (5段階評価)
ハリアーの属するDセグメントSUVは新車市場、中古車市場ともに人気がありますが、ハリアーはモデルライフ初期である事から、車種としてのリセールバリューは非常に高くなります。
初回車検時(3年)、5年以内の乗り換えならフルモデルチェンジ前で現行モデルのままである可能性もあり、リセールバリューは期待値が高いと言えます。
ハリアーのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
2016年6月1日 ハリアー特別仕様車 “Style ASH”を追加
「PREMIUM」をベースに特別仕様車 PREMIUM“Style ASH(アッシュ)”、PREMIUM“Advanced Package・Style ASH”を設定。
- グレー基調とし、滑らかな風合いのウルトラスエード®のシート表皮(ライトグレー・メイン材)と合成皮革(ウォームグレー)を組み合わせた専用シート
- インストルメントパネル、ドアトリムなどに専用内装色ウォームグレーを採用したほか、随所にライトグレーのステッチを施している。
- ピアノブラック調の本革巻き3本スポークステアリングホイール
- ブルーの輝きを持たせたヘアライン調加飾のシフトパネルを採用
- 運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシート(運転席4ウェイ電動ランバーサポート付)
- マイコンプリセットドライビングポジションシステム(ステアリング・シート)
- 快適温熱シート(運転席・助手席)
- ブラック塗装に切削光輝を施した専用18インチアルミホイールを特別装備
- 外板色に特別設定色ブルーメタリックを含む全5色を設定
2017年6月8日のマイナーチェンジに伴ない廃止
2017年6月8日 ハリアー マイナーチェンジ実施
2017年6月8日、3代目ハリアーとしては初となるマイナーチェンジ実施しました。
一番のトピックとして2.0L直噴ターボエンジンを新採用。これまでガソリンモデルでは車格に対してアンダーパワーだった2.0Lの自然吸気エンジンしかなかったので、車格にあったパワーユニットがラインナップされ、商品性が大きく高まったといえます。
2.0L直噴ターボエンジン(8AR-FTS)を設定
2.0L直噴ターボエンジンを搭載。ツインスクロールターボチャージャーと可変角を拡大したDual VVT-i(吸気側VVT-iW)を組み合わせるとともに、最適な燃焼効率を実現する直噴技術D-4STを採用することで、低回転域から強大なトルクを発生。滑らかで爽快な加速フィーリングを実現している。さらに、トランスミッションには6 Super ECTを搭載するとともに、マニュアル感覚のシフト操作が楽しめるシーケンシャルシフトマチックを採用。素早い変速とスムーズな加速を実現
安全装備をはじめとした先進装備の充実
安全・運転支援
- 衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備
- シフトレバー操作と連動して自動的に作動と解除を行える電動パーキングブレーキを設定
- 「HOLD」スイッチを押し、システムONの状態にしておくことで、渋滞や信号待ちなどでブレーキを踏んで停車した時にブレーキを保持できるブレーキホールドを設定
- インテリジェントクリアランスソナーの機能を強化
- 低速走行時などアクセルが踏まれない場合も作動
- 超音波センサーを8個に増やし、右左折時やハンドルが切れている状態でも衝突緩和が可能
- ワイパー高速作動時も作動
- 右左折の際、16灯のLEDランプが内側から外側へ流れるように光るシーケンシャルターンランプを採用。先進性を強調するとともに、周囲からの被視認性を高め、安全性の確保に寄与
- ヘッドランプ点灯時、ウィンカー操作やステアリング操作と連動して点灯するLEDコーナリングランプを設定。交差点への右左折進入などに、歩行者や障害物の視認性を確保
快適装備
- T-Connect SDナビゲーションシステムのディスプレイを9.2インチに拡大し、視認性に配慮
- スイッチ操作で自動的に開閉できるパワーバックドアに予約ロック機能を追加し、バックドアが閉まりきるのを待たずにロックが可能。また、マルチインフォーメーションディスプレイでパワーバックドアの開度を5段階で調整可能なほか、お客様の好みの高さを記憶させることも可能とし、利便性を向上
- ドアミラーにエンブレムマーク付ドアミラー足元照明を設定。ハリアーの象徴である鷹のエンブレムマークを映し出すことで、夜間の乗降時に遊び心を演出
- フロントシートにシートベンチレーション機能を設定したほか、パワースイッチのON、OFFやシートベルトの脱着により、運転席のシートが自動的に前後にスライドしスムーズな乗降をサポートする運転席オートスライドアウェイ機能を設定し、利便性を向上
2018年9月3日 ハリアー特別仕様車「PROGRESS“Style BLUEISH”」発売
「PROGRESS」をベースに、特別仕様車 PROGRESS“Style BLUEISH(ブルーイッシュ)”および特別仕様車 PROGRESS“Metal and Leather Package・Style BLUEISH”を設定しました。
2020年4月13日 4代目となる新型ハリアーを発表
4代目となる新型ハリアーを発表した。発売は2020年6月頃を予定している。今回発表となったのは、内外装デザインやスペックで、価格については未公表となっている。
2020年6月17日 新型ハリアー発売
4代目となる新型ハリアーの発売開始。
トヨタ ハリアー/ハイブリッドの値引き交渉に使う競合車
ハリアー/ハイブリッドの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
マツダ CX-60
2022年9月発売となるマツダCX-60は新開発のFRプラットフォームに縦置きエンジンを搭載し、ラグジュアリーな高い質感に仕上げられています。
高価格帯のグレードはレクサスNXに引けを取らないプレミアム感がある一方、2.5Lガソリンエンジン搭載の廉価グレードなら300万円を切る価格から設定されており、ハリアーの強力なライバルと言えます。
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マツダ CX-5
デザインテーマ「魂動(こどう)」に基づくラインナップ第一弾として登場したマツダCX-5。
2017年にフルモデルチェンジをして2代目となりました。スカイアクティブ・テクノロジーと名付けられた新技術、特にディーゼルエンジンは環境性能の高さだけでなく、低回転からの大きなトルクで独自性を感じさせる一台です。
2代目はさらにデザインクオリティや質感が増し、ハリアーのライバルとしての存在感が大きくなりました。CX-5を引き合いに出し、ハリアーから大きな値引きを引き出しましょう。
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日産 エクストレイル
2022年7月に待望のフルモデルチェンジを実施した日産 エクストレイル。新開発となる第2世代「e-POWER」に可変圧縮比エンジン「VCターボ」を組合せ、高い走行性能と静粛性を兼ね備えています。
フルモデルチェンジによりハリアーとの商品力の差は殆どなくなり、納車の長いハリアーとの競合を煽り、大きな値引きを引き出しましょう。
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三菱 アウトランダー/PHEV
2021年12月、約9年ぶりのフルモデルチェンジを実施し3代目となりました。三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」の流れを汲んだ迫力あるフロントフェイスが特長です。
ハリアーにはないPHEVに3列シートをラインナップしています。
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競合車を使ってハリアーの値引き交渉を
ハリアーの値引きを引き出すにあたっては、上記のCX-5、エクストレイルなどの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、ハリアーの値引きを引き出し易くなります。
ハリアーの値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
ハリアーのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べると来店客も少なく、ゆっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格についても忘れずに確認しましょう。
ただし、すでに来店した事があり営業マンの担当が決まっている場合は、平日に休みを取っていて不在になっている事もあるので、事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、昼の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。平日と比べるとジックリと交渉するには不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事もあります。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位での販売目標計画を立てていますので、目標を達成する為に、月末は値引きが緩みやすくなる可能性があります。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きが飛び出すかもしれません。
ただし、月間の目標を既に達成している場合や、新車のセールスが好調な時など、あまり積極的ではない場合もあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気は禁物です。ディーラー側の販売事情によりますので、一概に月末に値引きが引き出しやすいとは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
ディーラーを運営している販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、1年間の販売目標達成のために3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期が延びているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
ハリアー値引き交渉の流れ
しっかりとハリアーの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでハリアーに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
ハリアー値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでハリアーの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「ハリアーが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだハリアーが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはハリアーの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
ハリアーの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。ハリアーの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「ハリアーが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- ハリアーの見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やハリアーの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
ハリアーの値引き交渉で気を付ける点
ハリアーの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
値引き以外でハリアーを安く買う
オプションは社外品にする
ハリアーの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、ハリアーの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにハリアーを見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにハリアーが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンを利用する
残価設定ローンとは、3年後や5年後のハリアーの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にハリアーを引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が400万円、3年後のハリアーの価値が220万円の場合、180万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はハリアーを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
ハリアーの長所/メリット
威風堂々とした高級感ある外装
初代ハリアーから受け継がれている都市型SUVとしての高級感は今も健在と言えます。初代ハリアーデビュー当初とは違い、日本国内におけるレクサスのラインナップ充実により、ハリアーよりも高級感があるトヨタ系の都市型SUVラインナップが増加しましたが、今でも満足度の高いモデルと言えます。
高級感のある内装デザイン
緩やかにラウンドし立体感を出した室内デザイン、先代よりも落ち着きと上質感を増したセンターコンソール回り、しっかりとしたシートなどハリアーは高級SUVとしての風格がしっかりと感じられる造りとなっています。
エントリーモデル「S」の買い得感
ライバルのマツダCX-5や日産エクストレイルと比べると、1クラス上の高級感があるハリアー。ハイブリッドの上級グレードは税込み482万円と、高級感に相応しい価格ですが、2.0Lの2WD「S」なら税込み299万円で、高級感の割にはかなりのお買い得感があります。
ハリアーの欠点/デメリット
ガソリンエンジンのバリエーション
先代ハリアーに設定されていた2.0Lターボの設定がなくなり、パワーユニットの選択肢がハイブリッド(2.5L+モーター)か2.0Lガソリンのみとなりました。
2.0Lガソリンの価格設定は非常に良心的ですが、ハリアーの車格を考えると2.0L自然吸気エンジンはややパワー不足です。2.0Lターボの追加設定が期待したいところです。
ハリアーの値引きとリセールバリュー込の総合評価:4.5 (5段階評価)
バリューフォーマネーではRX/NXをレクサスを大きく上回る
レクサスRX、NXなどのトヨタ系列での高級SUVに加え、ホンダCR-Vがモデルチェンジによってクラスアップを図ってきたことや、マツダCX-5/CX-8などの導入などにより、初代ハリアーが独壇場とも言えた都市型の高級SUV市場は世界的な人気によりライバルが増加しました。
特にトヨタ系列内ではRX/NXとのサイズ感は同等なので、先代モデルにおけるハリアーの存在感がかなり低下していました。
そこへ登場した4代目ハリアーはTNGAプラットフォームの採用によりキッチリと造り込まれたボディ、シャーシ、パワーユニットを搭載。デザインは非常に洗練され、発売時点ではレクサスRX/NXを上回ると言っても過言ではない出来と言えます。
一方で価格は先代ハリアーと同程度となっており、安全装備や先進装備などの装備面を考慮すると値下げとも言える価格となっています。ハイブリッドの上級モデルでは車両価格が500万円前後と、かなりの価格ですがエントリーモデルでの価格設定は非常に良心的であり、おすすめのSUVと言えます。