[PR]記事内に広告が含まれています。

日産 フェアレディ240ZG (S30 1971-1973):通称「Gノーズ」とオーバーフェンダーを装備した特別なZ

日産 フェアレディ 240ZG 1972 (出典:carstyling.ru)

日産 フェアレディ 240ZG 1972

日産の3ドアファーストバック型スポーツカー「フェアレディZ」は、「フェアレディ2000」の後継モデルとして1969年にデビューしました。当初、北米仕様の排気量が2400ccであったのに対し、国内仕様は当時の税制面の問題などもあり2000ccのエンジンを搭載して発売されました。しかし、2400ccエンジン搭載車の発売を望む声が多かった為、その要望に応える形で1971年10月に2400cc版の「240Z」シリーズが発売されました。

新車購入ガイド:【2024最新】フェアレディZの値引き 納期 乗り出し価格

スポンサーリンク
買い替えを考え始めたら、下取り査定を受ける前に車の価値を把握!「ナビクル」などスマホやPCから手軽に査定がわかるサービスを利用しましょう

エアロダイナノーズが特徴

グレード体系はベースグレードの「240Z」、豪華仕様の「240Z-L」、そして最上級グレードの「240ZG」の3種類で、中でも国内専用グレードとして設定された240ZGは独自のエクステリアが備わるのが特徴でした。他のグレードが2Lエンジン搭載車と同一のエクステリアであったのに対し、240ZGには「Gノーズ(グランドノーズ)」と呼ばれるエアロダイナノーズとヘッドランプカバー、FRP製の前後オーバーフェンダーが装備されました。

日産 フェアレディ 240ZG 1972 (出典:nissan-heritage-collection.com)

日産 フェアレディ 240ZG 1972

特にGノーズのインパクトは大きく、ファエレディZの持ち味であるロングノーズが強調されると共に、一段とスマートなプロポーションが実現しました。又、決して美観の向上のみではなく空力特性を改善する効果があり、Cd値は当時としてトップレベルの0.39を実現しました。ボディサイズは全長4,305mm×全幅1,690mm×全高1,285mmで、他のZシリーズより全長が190mm長く、全幅が60mmワイドなディメンションでした。

日産 フェアレディ 240ZG 1972 (出典:carstyling.ru)

日産 フェアレディ 240ZG 1972

2,305mmのホイールベースや4輪ストラット式サスペンション、前:ディスク式/後:ドラム式のブレーキなどは他のZシリーズから変更はなかったものの、タイヤがグレードアップされZシリーズ初となる175-HR14のラジアルタイヤが装備されました。車両重量は1,010kgで、他の240Zシリーズより若干重かったものの、2L車のホッテストグレード「Z432」よりは30kg軽量でした。

日産 フェアレディ240ZGの解説動画

日産 フェアレディ240ZG ノスタルジック2デイズ2020展示車

Z432並みの性能と扱い易い性格を両立

フロントに搭載されるエンジンは、他の240Zシリーズや北米仕様と同一の直6SOHCツインキャブレター仕様のL24型で、最高出力150ps/5,000rpm、最大トルク21kgm/4,800rpmのスペックでした。これは、2L車に搭載されたL20型よりも20ps/3.5kgm高い数値でした。又、Z432に搭載された2L直6DOHC3連キャブレター仕様のS20型より最高出力が10ps劣ったものの、最大トルクは3kgm勝る上発生回転数が低く、遥かに扱い易い性格を備えていました。

日産 フェアレディ 240ZG ハイウェイパトロールカー 1972 (出典:nissan-heritage-collection.com)

日産 フェアレディ 240ZG ハイウェイパトロールカー 1972

5速MT又は3速トルコン式ATを介し後輪を駆動する点は他の240Zシリーズと同様であったものの、Gノーズの効果で動力性能は僅かながら勝り、MT仕様の場合で最高速度は5km/h高い210km/h、0-400m加速は0.1s速い15.8sでした。このパフォーマンスはZ432と同一の数値であると同時に、当時の国産車として最速を誇りました。しかし、その後発生した石油ショックや公害問題の煽りを受け、240ZはZ432共々1973年に生産終了となりました。

歴代日産 フェアレディZ フルモデルチェンジの歴史
ダットサン フェアレディ1200 (初代 1960-1962 SPL212/SPL213) 北米をターゲットにした元祖フ...

車の買替え前に必ず一括査定で査定額を把握!

車の買替えに焦りは禁物です。愛車の査定相場を把握せずに商談に入ると、安く提示された下取り額に対し判断が出来ず大きな損をする事に…。

まずは「ナビクル」など、ネットですぐに使えるクルマの一括査定サービスを利用しましょう。査定額の差は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】

ナビクル

「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに見る ディーラーの下取り査定を受ける前に、まずは愛車の買い取り相場を調べておきましょう。

btn_8190_600x100

新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

ズバット車販売は、お買い得な車両をネット申込みだけで探してくれるサービスです。「安く買いたいけど探す時間が…」という方におすすめです。→公式サイトで詳しく

フェアレディZ時代を彩った名車と迷車
スポンサーリンク
シェアする
ビークルズをフォローする