1976年に初代モデルがデビューした本田技研工業の小型乗用車「アコード」は、姉妹車種「ビガー」と共に1985年6月に2度目のフルモデルチェジを受け、3代目モデルに移行しました。駆動方式はFFを踏襲し、同方式として世界初の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションが採用された他、歴代モデル初のDOHCエンジンが用意された事が特徴でした。
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国内仕様はリトラクタブルヘッドランプを採用
ボディタイプはまず4ドアセダンのみが用意され、国内仕様のスタイリングはリトラクタブルヘッドランプの採用により従来から大きくイメージを変えると共に、フラッシュサーフェスボディの採用と相まって空力特性の向上が実現しました。ボディサイズは全長4,535mm×全幅1,695mm×全高1,355mmで、先代から全長・全幅が拡大された一方全高は低く設定されました。
ホイールベースは先代から一気に150mm延長され、2,600mmとなりました。エンジンラインナップは一新され、当初1.8L直4SOHCシングルキャブレター仕様のA18A型(最高出力110ps/最大トルク15.2kgm)、同DOHCデュアルキャブレター仕様のB18A型(最高出力130ps/最大トルク16.5kgm)、2L直4DOHC PGM-FI仕様のB20A型(最高出力160ps/最大トルク19kgm)が用意されました(スペックは全てグロス値)。
トランスミッションは、5速MTとロックアップ機構付4速トルコン式AT「ホンダマチック」が設定されました。グレード体系は、下からA18A型エンジン搭載の「EL」「EF」「EX」「EXL」、B18A型エンジン搭載の「EX-S」「EXL-S」、B20A型エンジン搭載の「2.0Si」の全7タイプのラインナップでした。
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エアロデッキやクーペを追加
そして翌7月に従来の3ドアハッチバックに代わるモデルとして、シューティングブレーク風3ドアハッチバックボディを持つ「エアロデッキ」がラインナップに加わりました。次いで1987年5月のマイナージェンジで内外装デザインが一部変更されると共に、2L直4SOHCシングルキャブレター仕様のA20A型エンジン(最高出力105ps/最大トルク15.5kgm:ネット値)搭載車が追加されました。
追って同年7月には、欧州仕様と同様の固定式ヘッドランプを採用する「CA」が追加されました。ラインナップは、当初A18A型エンジン搭載の「GX」「GXL」とA20A型エンジン搭載の「2.0GXL」の3タイプでした。次いで1988年4月、北米ホンダ工場で生産されるA20A型PGM-FI仕様エンジン(最高出力120ps/最大トルク16.9kgm:SAE値)搭載の2ドアクーペ「アコードクーペ」の逆輸入販売が開始されました。
同時に、CAにDOHCエンジン搭載車が追加されました。そして1989年9月にフルモデルチェンジが実施され、4代目モデルに移行しました。
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