初代ホンダ シビック (1972-1979 SB1)
ホンダ車で初めて世界的なヒットモデルに
初代「ホンダ・シビック(SB1型)」は、1972年に「ライフ」等の軽自動車と「1300」の間を埋める車種として登場しました。スタイリングは、当時の国産車では軽自動車以外は殆ど前例がなかった2ボックスのデザインを採用し、まずその点だけでも独創的でした。
2代目ホンダ シビック (1979-1983)
多彩なバリエーションが魅力のスーパーシビック
「シビック」は、1979年7月に7年ぶりのフルモデルチェジを受け、通称「スーパーシビック」と呼ばれる2代目モデルに移行しました。先代から基本コンセプトを受け継ぎながら、居住性や経済性、走行性能など総合性能に磨きが掛けられたモデルとなりました。
3代目ホンダ シビック (1983-1987)
切り落としたようなリアが印象的だったワンダーシビック
「シビック」は、1983年9月に4年ぶり2度目のフルモデルチェジを受け、通称「ワンダーシビック」と呼ばれる3代目モデルに移行しました。独自のM・M(マン・マキシマム・メカ・ミニマム)思想が取り入れられると共に、ボディごとに異なるプラットフォームを採用し明確な差別化が行われました。
4代目ホンダ シビック (1987-1991 EF)
広く落ち着いたデザインとなったグランドシビック
シビックは1987年にモデルチェンジを実施し、「グランドシビック」と呼ばれる4代目モデルに移行しました。プラットフォーム刷新と同時にサスペンション形式が変更された他、新開発のパワートレインが用意されました。
5代目ホンダ シビック (1991-1995 EG)
4輪ダブルウィッシュボーンのスポーツシビック
「シビック」は、1991年9月に4年ぶり4度目のフルモデルチェジを受け、5代目モデルに移行しました。先代から走行性能や快適性、燃費性能など総合的なパフォーマンスアップが図られると共に、ABSや運転席SRSエアバッグシステムの設定など安全装備の充実にも注力されました。
6代目ホンダ シビック (1995-2000 EK)
タイプRも加わった「ミラクルシビック」
「シビック」は、1995年9月に4年ぶり5度目のフルモデルチェジを受け、通称「ミラクルシビック」と呼ばれる6代目モデルに移行しました。高出力と低燃費を両立させた「3ステージVTECエンジン」や、歴代モデル初のCVT「ホンダ・マルチ・マチック(HMM)」が用意された事が特徴でした。
7代目ホンダ シビック (2000-2005 EU)
5ドアHBがメインとなった「スマートシビック」
「シビック」は、2000年9月に5年ぶり6度目のフルモデルチェジを受け、通称「スマートシビック」と呼ばれる7代目モデルに移行しました。「スマートコンパクト」をテーマに居住性とスタイリングの両立が図られた他、燃費・環境性能に一段と磨きが掛けられました。
8代目ホンダ シビック (2005-2010 FD)
パワートレイン刷新と共に4ドアセダンが主力に
「シビック」は、2005年9月に5年ぶり7度目のフルモデルチェジを受け、8代目モデルに移行しました。パワートレインの刷新により動力性能と燃費性能の両立が図られた他、国内向けは当初ハッチバックの導入が見送られ、4ドアセダンのみでのスタートとなりました。
9代目ホンダ シビック (2011-2015)
日本に導入されなかった9代目シビック
2011年にシビックはフルモデルチェンジを行ない9代目となりました。1972年のデビューから39年を経過し、ハッチバックとセダンの需要が日米欧の市場で違いをみせるようになりました。
特に日本ではCセグメント セダン、ハッチバックの市場が大幅に縮小したため、ハッチバックはフィット、セダンはフィット派生のグレイスに託し、9代目シビックは国内販売を見送る判断が下されました。
10代目ホンダ シビック (2015-)
2017年に一足遅れて日本国内でも販売開始
2015年にフルモデルチェンジを行ないシビックは10代目となりました。モデルチェンジ当初は依然として縮小している日本でのCセグメントセダン・ハッチバック市場を鑑み、9代目に引き続いて販売は見送られていましたが、2017年9月から各ボディタイプ1グレードのみのシンプルなラインナップで復活を果たしました。
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